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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【飛鳥山公園】渋沢翁のテーマパーク~『王子駅』周辺の公園散策①

こんにちは。今回は東京都北区・JR王子駅に隣接する『飛鳥山公園』の散策です。
江戸時代、徳川吉宗が享保の改革の一環として、桜を植樹し、花見の名所として整備したのが『飛鳥山公園』のはじまり。
その後、明治初期には「日本最初の公園」の一つとして指定され、渋沢栄一が邸宅を構えた場所としても知られています。

渋沢翁のテーマパーク

「JR王子駅」中央口の改札を抜けると、正面の壁に、ど~んと「飛鳥山×渋沢栄一」の看板。「しぶさわくん」なるキャラクターもいるんですね。「渋沢翁のテーマパーク」なんて、北区も随分と力を入れています。

都電荒川線

『飛鳥山公園』沿いを走る、都電荒川線。
非公式には、飛鳥山は標高25.4mの”東京で一番低い山”らしい。小さな丘陵であって、山ではないと、国土地理院が認めていない?のだろうか。
ちなみに、公式的には港区の愛宕神社がご鎮座する標高約26mの「愛宕山」が、東京都で一番低い山であり、東京23区において一番高い山。

郵便ポストが「渋沢栄一」仕様!

アスカルゴ

王子駅中央口改札を出ると、”日本一短いモノレール”とも言われる「あすかパークレール」の乗り物「アスカルゴ」発着駅があります。全長48m、高低差約18mを2分ほどかけて、飛鳥山を登っていきます。運賃は無料。
なお、愛称「アスカルゴ」は車両が”かたつむり”に似ている事から、「飛鳥山」と「エスカルゴ」を組み合わせて命名されたのだそう。

『飛鳥山公園』の最大の見どころは、園内にある3つの博物館。規模が大きな博物館ではありませんが、半日では全部回り切れません。では、順番に観て行きます。

渋沢栄一像

園の散策路で早速、「渋沢栄一」像を発見。
東京都内の色々な場所に「渋沢栄一」像が建てられていますが、『飛鳥山公園』のこの銅像が、実業家らしい雰囲気が出ており、”日本資本主義経済の父”にピッタリ。
この像以外にも、渋沢資料館の内外に、たくさんの”渋沢像”があります。

渋沢資料館

「旧渋沢庭園」には、「渋沢資料館」と大正期の建物で重要文化財の「晩香廬(ばんこうろ)」「青淵文庫(せいえんぶんこ)」の3つの建物があります。
入館料は、一般300円、小中高100円で、3館に入館できます。(2022年10月時点)
まずは、本館へ。

「渋沢資料館」本館入口左手にある、お爺さんの「渋沢栄一」像。

2階展示室へ上がる階段前には、本日3体目の「渋沢栄一」胸像。
まさに”渋沢栄一づくし”ですね。

展示室

渋沢栄一の生誕から実業家として、500以上にも及ぶ企業の創業などに関わり、日本経済の基礎を築いた生涯を紹介した展示室。

展示室の隣りにある休憩コーナー。細長い窓から外の景色をまったりと眺められる雰囲気の良い空間です。

青淵文庫

青淵文庫は、1925年(大正14年)竣工で、渋沢栄一の書庫、接客の場所として使用された建物。

渋沢家の家紋がモチーフにされているステンドグラスが綺麗ですね。
よ~く見ると、”昇り龍”と”下り龍”が!

晩香廬

1917年(大正7年)竣工、渋沢栄一の喜寿を記念して、現在の清水建設が贈呈した洋風の茶室。内外の客人を迎える為に利用されたのだそう。

談話室の暖炉上部には、喜寿の「壽」の文字を表したタイル飾り。大正ロマンの雰囲気満載の部屋です。

3つの建物の見学を終え、すぐ隣りの「飛鳥山博物館」へ。

北区飛鳥山博物館

館内の入口に置かれた、渋沢栄一の「グランド・オールド・マン」シルエット。
町のイベント「我が街の偉人 渋沢栄一クイズラリー」に使用されたもののようだ。

2022年10月10日(月)まで開催中の特別展覧会「人間国宝 奥山峰石と北区の工芸作家展」。観覧は無料です。
なお、博物館の常設展示の観覧については、一般300円、小中高100円。
(2022年10月時点)

人間国宝 奥山峰石 作品

奥山峰石氏は、鍛金の人間国宝の方なのだそう。山形県新庄市生まれで、昭和45年以来、東京都北区に在住しており、北区名誉市民で、東京都名誉都民。

北区ゆかりの工芸作家の方々の作品展示室。
思わず見入ってしまう、目を引く作品が多かったです。その中から気に入ったものを何点かピックアップ。「人間国宝 奥山峰石と北区の工芸作家展」は、初回開催から20年目を迎えた歴史ある企画なんですね。

紙の博物館

さて、見学の最後は「紙の博物館」。
東京都北区王子の街は「洋紙発祥の地」として知られるので、この博物館なんですね。
入館料は大人400円、小中高200円。(2022年10月時点)

エントランスに展示された和紙に描かれた「聖徳太子御影」。
六畳敷の目を奪われるような大きさです。聖徳太子は仏教の普及に尽力し、写経用の紙を製作する為に、製紙を奨励した事から「紙祖」と呼ばれたそう。”紙つながり”と言う事での展示なんですね。

東京都北区王子と言えば、やはり、現在の大手製紙会社「王子ホールディングス」の前身「王子製紙株式会社」創業の地を連想しますよね。

2階展示室には、昔の紙製造の機械・産業遺産コレクションや製紙製造ラインのミニチュアなどの展示。

4階展示室の和紙文化コレクションのコーナー。
江戸時代の和紙の玩具や雑誌など、興味をそそられるものが多数展示されています。

帰りがけに立ち寄った園内の「児童広場」。不思議な形をした遊具が、まるでパブリックアートみたい!

何となくレトロ感漂う「タコ」と「人魚」のオブジェ。ちょっと、”ゆる~い”つくりがいいですね!

「児童広場」に展示されている蒸気機関車D51と都電荒川線の車両。どちらも内部の見学自由。昭和レトロ感満載のエリアです。

「東京・北区」の公園散策、次回も続きます!

基本情報

・名称:飛鳥山公園
・住所:東京都北区王子1-1-3
・電話:03-3908-9275
・駐車場:あり
 ※駐車可能台数少
・HP:https://www.npd.jp/asukayamapark/

アクセス

〇JR京浜東北線
『王子駅』中央口・南口から徒歩すぐ
〇東京メトロ南北線
『王子駅』より徒歩3分