ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【郷さくら美術館】特別展「松村公嗣の世界」鑑賞

こんにちは。東京都目黒区にある『郷さくら美術館』に行ってきました。
東横線「中目黒駅」のすぐ近く、目黒川沿いの現代日本画専門の小さな美術館。『郷さくら美術館』は、2006年に福島県郡山市にオープン、その後、2012年には中目黒に東京館を開館し、今日に至ります。

前回訪問時の記事はこちら↓

郷さくら美術館

さくらの花のデザインが外壁に施された、黒い建物が印象的な『郷さくら美術館』。「中目黒駅」から徒歩5分以内の良好なアクセス。

松村公嗣の世界

現在、開催中の展覧会は「松村公嗣の世界」。奈良県生まれの日本画家です。

鑑賞を予定していた訳ではないのですが、美術館前に貼られたポスターに惹かれて、入館する事に。いつもながらのぶらり立ち寄りです。開催は2023年2月26日(日)まで、入館料は一般500円。

写真撮影OK

前回もそうでしたが、今回の館内撮影も全面的にOK。基本方針として、どの展示会も写真撮影は大丈夫なのかな。SNSを通じて作品を共有できる事と、写真を撮った後、見返す事により、作品を覚えていられるのが写真撮影OKの良い所です。

1階展示室

1階展示室の雰囲気。2つの展示室があります。気に入った作品を何点かピックアップしてみました。

「舟唄」

ベニスでゴンドラを漕ぐ人を描いた作品。水面の青が印象的。

「昇」

どんど焼きを描いた作品。今回の個展のポスターにも使われていますね。

「群」

チベットでヤクを放牧しているシーンだろうか。淡いような色合いに惹かれます。今回の展覧会の中で、気に入った作品のひとつ。

「桂林雨後」

中国・桂林市の奇山。有名ですよね。一度、行ってみたい場所です。
霧の中の山々は、実際に見ても、水墨画のような雰囲気かも知れませんね。

「飛鳥坐」

奈良県明日香村を描いた作品。鳥居に向かって伸びる小道が印象的です。この神社は作品名の通り「飛鳥坐神社」なのかな。

「熊野古道」

額縁のガラスへの映り込みがあり、うまく撮れませんが、吸い込まれていきそうな雰囲気ある作品です。いいですね、石畳。熊野古道伊勢路のあたり?だろうか。

2階展示室

エレベーターで2階展示室へ。動物と花に関する作品を中心としたフロアでした。

「早春」

作品説明を見ると、鳥はルリビタキ、雪が積もった雪柳にとまっている場面のようです。

「野分」

作品タイトルの「野分」って何だろうと思い、調べてみると”台風の暴風”。そんな日の夜に出会ったイタチを描いたようです。

「牡丹群像」

白い牡丹が、なかなかの迫力。

「篝火(かがりび)」

長良川の風物詩「鵜飼」を描いた作品。川を照らす炎の描写に見入ってしまいますね。

「夏日」

わんちゃんとカマキリが何とも微笑ましい作品。

3階展示室

3階展示室。ここは主に人物を描いた作品展示のフロアみたいです。

「べナレス」

インド・ベナレスのガンジス川での沐浴を描いた作品。個人的には今回の展覧会で一番気に入った作品です。

「想」

「時空」

チベットの人々を描いた作品。家族?の方々の眼差しが鋭く、妙に気になります。特に口を押さえた女の子。

「魚婦」

「春の院展」に初出品、初入選した作品で、描かれているのは、青森・津軽の漁師の一家のようですね。

「ガンガ」

作品説明を見ると「ベナレス」と同じ、インド・ガンジス川の風景。
水牛を飼育してる家族を描いたものでしょうか。

『郷さくら美術館』は「おうちで郷さくら」との企画で、展覧会の様子や作品をホームページにて動画で公開しています。ご興味ある方は訪れてみて下さい!

基本情報

・名称:郷さくら美術館
・住所:東京都目黒区上目黒1-7-13
・電話:03-3496-1771
・営業時間:10~17時
・休館日:月曜日
  ※年末年始、展示替え期間等も休館
・入館料:一般/500円、大・高校/300円
     シニア70歳以上/400円
     中学生/100円、小学生/無料
   ※2023年2月時点
  ※小学生は保護者同伴必要 

・駐車場:なし
・HP:https://www.satosakura.jp/

・アクセス
 -東急東横線/東京メトロ日比谷線
 「中目黒駅」より徒歩5分