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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【横須賀 カスヤの森現代美術館】竹林に囲まれた私設美術館へ行ってみよう!

こんにちは。今回は横須賀市にある、現代芸術家「若江漢字」氏の私設美術館『カスヤの森現代美術館』の訪問レポートです。
最初、「漢字」とのお名前はペンネームかと思いましたが、どうやら本名のよう。1944年、横須賀生まれの地元のアーチストの方なんですね。
あまり馴染みのない現代美術をより身近に感じてもらう為に、1994年に開館させた美術館なのだそうです。
ちなみに美術館館長は、奥さんの若江はる子氏です。

美術館入口

『カスヤの森現代美術館』入口。
閑静な住宅街の中にひっそりと佇んでいる感じです。狭い路地を進んだ奥にあるので、若干わかりづらいかも知れません。

何となく、教会のようにも見える、ちょっとユニークな造りの建物。
私設美術館との事なので、ご自宅らしき建物も敷地内にありますが、とにかく広い!

印象深い”水色の扉”。

リーフレット

今回は、作品の写真撮影をしませんでした。
撮影NGの注意書きも無かったので、もしかしたら大丈夫なのかも知れません。参考にリーフレットの写真を載せておきます。
常設展示としては、国内で鑑賞する機会が少ない、ヨーゼフ・ボイス氏の作品を中心に、ナム・ジュン・パイク、李禹煥、宮脇愛子などの作品を展示していました。

今は、企画展・中村ハルコ「光の音 Part Ⅱ- echo」が9月上旬まで開催中。
入館料は常設展も含めて、一般800円、学生600円(小学生400円)。毎回これくらいのレンジの価格帯みたいです。

カスヤの森

さて、美術館の魅力のひとつでもある”広い竹林の裏庭・カスヤの森”へ行ってみる事にします。館内から直接行けます。

裏庭側から見た美術館の”教会風の建物”。

館外は、カフェのテラス席のようにテーブルや椅子があり、くつろいだり、飲み物を注文したりする事も出来ます。ただ、今の季節は蚊がたくさんいます。わざわざ、美術館の館長が、蚊よけスプレーを持ってきてくれて、勧めてくれるなんて、何ともアットホーム!

散策路

竹林の中から美術館を眺めます。静かでいい雰囲気の散策路。石仏がたくさん置かれているのが特徴的ですね。現代美術と石仏の組合せが、何だか不思議。

石仏群

聞くところによると、200体以上の石仏が、森の中に点在しているらしい。やはり、じっとしていると蚊が寄ってくるので、散策に、蚊よけスプレーは必需品だわ。

竹林の中の石仏群は、風情がありますね。

涅槃仏まであります。

「誰でもない誰か」は、この石仏の事なのかな。

ボイス足跡

若江漢字氏によって取られた、芸術家ヨーゼフ・ボイス氏の足型が庭に展示されていました。

広い庭は、植物や花がいっぱい。この日は、ちょうど「ヤマユリ」が見頃でした。竹林と「ヤマユリ」の組合せもいい!

凛とした雰囲気で、鮮やかなピンク色の花を咲かせるユリ。大輪の綺麗なユリですが、どんな種類なのかな。

ラウンジ

さて、「カスヤの森」の散策を終え、ラウンジで冷たいものを飲む事に。
高い天井、薄いオレンジ色の壁がいい雰囲気ですね。
ランチ・メニューもあるのですが、現在はコロナの影響により休止中、飲み物とケーキのみの提供のようです。

気軽にぶらっと訪ねるには、ちょうどいい美術館でした。

基本情報

・名称:カスヤの森現代美術館
・住所:神奈川県横須賀市平作7-12-13
・電話:046-852-3030
・開館:10時~17時30分
・休館日:月・火・水曜日(展示替え期間)
・駐車場:あり(無料)
・HP:https://www.museum-haus-kasuya.com/

アクセス

〇JR横須賀線
『衣笠駅』より徒歩15分
〇京浜急行線
『汐入駅』よりバス
※金谷バス停下車、徒歩7分