こんにちは。横浜「元町・中華街駅」駅舎屋上にある全国初の立体都市公園『アメリカ山公園』のバラの咲く庭に立ち寄ってみました。
主として『港の見える丘公園』や山手地区にアクセスする時の通り道としても利用される公園なのですが、こじんまりとして綺麗に整備された小庭や遊歩道沿いの花壇が魅力的。通り過ぎるだけでは勿体ないので、ほんの少し時間をとって散策してみるのがおすすめです。
公園入口
「山手外国人墓地」側の出入口。
開門の時間は6時から23時で、この時間内は公園内を通って、みなとみらい線「元町・中華街駅」と直結する入口(エレベーター/エスカレーター)が利用できます。
”バラ”が公園のトレードマークのよう。公園の一番華やかな”バラ季節”真っ只中です。
公園内「元町・中華街駅」直結のエレベーター出入口。駅の屋上に『アメリカ山公園』がある面白い構造です。
公園の庭から「横浜ベイブリッジ」を眺望。
「マリンタワー」は目と鼻の先。もうすぐリニューアルオープンです。
『アメリカ山公園』の見どころのひとつである、レンガの壁面に掛けられた、昔の横浜の風景や地図のパネル。バラの季節は味わい深い雰囲気ですね。
それでは、バラを中心とした園内の花々を見ながら、散策していきます。
夢(作出:1989年ドイツ?)
淡いオレンジ色で大きな花が印象的ななバラですね。作出はドイツと書かれていましたが、調べて見ると、作出が日本で、”夢”と言う品種もあります。
はまみらい
横浜開港150周年を記念して選定された、淡いピンクの大輪のバラ。
ヨハンシュトラウス(作出:1994年フランス)
薄いピンクとアイボリーの中間のような上品な色。
ブルームーン(作出:1964年ドイツ)
エレガントな淡い紫色が、主張しすぎず、地味でもなく。
バラの品種を書いた札が見当たらず、詳細不明ですが、調べると「ピース」と言う品種に似ています。黄色と桃のピンクのような混色が綺麗!
ツル フラウ カール ドルシュキ(作出:1901年ドイツ)
駅舎の出入口の外壁に咲く純白のツルバラ。作出年の古い歴史あるバラですね。
品種の札が見当たらず、詳細不明。薄ムラサキのボールのような花がいいですね。
桃香(作出:2003年日本)
他のバラと比べて、甘い香りを強く感じられる品種です。
ゴールドマリー’84(作出:1982年ドイツ)
元気の出る黄色・ビタミンカラーのバラ。
フレデリック ミストラル(作出:1995年フランス)
1904年にノーベル文学賞を受賞したフランスの詩人の名前を付けた品種。このバラも花が大きい。
バラの脇役の花々もなかなか見応えがあり、順番に見ていきます。
チャイブ
どうやら、ネギの仲間らしい。ちょうど今が開花期なのかな。
ミヤコワスレ
淡いブルーが綺麗な小花です。
フロックス・ピロサ
こちらは淡いピンクが綺麗な小花。
フォプシススティローサ(タマクルマバソウ)
ピンクの小さな花々がボールのように固まって咲いているのが何とも可愛らしい。
バーベナ(ビジョザクラ)
ピンクと白が可愛らしい小花ですね。”美女桜=ビジョザクラ”と言うのは中国名から来ているようです。
ラバテラ(ハナアオイ)
涼し気な色合いのハナアオイ。
赤と白のシャクナゲ。
もう、とうに時期は過ぎていると思っていましたが、このシャクナゲは、今がちょうど満開。
アルストロメリア インディアンサマー
南米産。鮮やかなオレンジと黄色が異国情緒あふれる雰囲気を醸し出していますね。
アニソドンテア
聞きなれない名前ですが、アオイ科の花。
じぃ~っと見ていると、岡本太郎氏の作品を連想させる顔のように見えてきました。
再び、バラ観賞に戻ります。
ホーム&ガーデン(作出:2001年ドイツ)
ピンクの大輪の品種ですが、名前が面白い。どういう背景から”ホーム&ガーデン”としたのでしょうか。
ピエール ド ロンサール(作出:1988年フランス)
2006年に”バラの殿堂”入りした有名な品種だそう。
3年に一度、世界バラ会議が開催され、そこで殿堂入り品種が決められる模様。今までに17品種が殿堂入りになったとの事。
バタースコッチ(作出:1986年アメリカ)
ベージュっぽい色合いの珍しいバラですね。気品高い雰囲気があります。
蕾が多い品種もたくさんあり、まだしばらくは楽しめるのかと。
「元町・中華街駅」に立ち寄った際には、ぜひ駅舎の屋上に上がってみて下さいね!
基本情報
・名称:アメリカ山公園
・住所:横浜市中区山手町97-1
・電話:045-232-4661
・開園時間:6~23時
・駐車場:なし
・HP:横浜市 アメリカ山公園
アクセス
〇みなとみらい線
『元町・中華街駅』直結
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