こんにちは。東京都世田谷区にある『善養密寺』に行ってきました。
やたら大きい石像が所せましとあちこちにあり、古木巨木であるカヤと合わせて見応え十分のお寺です。
『善養密寺』は、せたがや百景にも選定されています。 なお、巨木つながりで言うと、近くに、世田谷区名木百選にも選定されている「とっくりグス」が、等々力玉川神社の境内にあります。『善養密寺』から徒歩20分くらいなので、散歩がてら巨木をめぐりも一興かと。
基本情報
・名称:影光山 仏性院 大毘廬遮那殿
善養密寺(正式名)
(ようこうさんぶっしょういんだいびるしゃなでんぜんようみつじ)
・山号:影光山
・宗派:真言宗智山派
・本尊:大日如来坐像
・住所:東京都世田谷区野毛2-7-11
・電話番号:03-3704-0643
・駐車場:あり(参拝者駐車場)
見どころ
善養密寺の山門前
山門脇の世田谷区教育委員会の看板によると、開山は慶安五年(1652年)七月二十六日に遷化、総本山智積院の末で「新編武蔵風土記稿」によれば、昔、深沢村からここに移された、と御由緒が書かれています。
とにかく色々な石像があり、どれも皆サイズが大きい。山門前の巨大石像群が、こんな感じで出迎えてくれるので期待が膨らみます。
山門と海駝
この狛犬のような石像は、海駝(かいだ)と呼ばれるものらしい。遠くから見ても存在感ある大きさです。
山門は赤く、扁額などの文字は金色や緑色で、派手ながらもバランスが取れていて、いい感じです。
山門前の石像
金と銀の剣を持った大きな石像が目を引きます。守護神なのでしょうか。金の剣を持った石像のとなりに、遍照閣と書かれた石碑が立っていますが、これは石像の後ろに立っている建物で、法事か何かを行うところかと。
山門両脇の石像もとても大きく存在感があります。静かに参拝する方を見守っている感じです。
駐車場脇のゾウの石像
参拝者駐車場があり、その奥にはゾウの石像がありました。
本堂と大師堂
少し中国っぽい、本堂の緑色と赤色のデザインが目を引きます。境内のあちらこちらに興味をそそる像やオブジェが置かれています。
扁額
大きな扁額で、善養密寺の緑色の文字が目を引きます。
鐘楼
本堂を背にして、右奥のほうにあります。鐘楼の右側には広くはないものの、カヤの巨木を含めたコンパクトな庭園があり、見ごたえがあります。
庭園より亀王の石像と遍照閣を望む
亀王の石像
本堂前にある鐘楼から、庭園の小道を少し下ったところにある、亀王の石像です。大きくて迫力があります。大小さまざまな立派な石を使い、庭園の小道をつくりだしていて、雰囲気がとても良いです。
カニの石像
何故カニなのか、カニにお賽銭が置かれてるのか、わかりませんでしたが、調べてみると、多摩川の沢ガニとカヤの木の昔話があり、そこから来ているものかと。
かっぱの『たま防』の石像
多摩川の精の『たま防』と名付けられたのかっぱの石像です。ちょうど『たま防』のすぐ後ろに、カヤの巨木が立っています。『たま防』から鐘楼までは小道があり、周辺はなかなか趣のある庭園になっています。
ライオンのような像
大師堂前にあるライオンのような像。見た感じで惹かれたので写真を一枚。
ガネーシャ像
ヒンドゥー教のゾウの顔を持つ富や学問の神様です。大師堂の入口の脇にあります。
何故、ガネーシャなのかは、わからず。
カヤの巨木
樹齢700~800年と言われる東京都の天然記念物にも指定されているカヤの巨木です。 高さが約18m、幹まわりは約6mもあるそうです。本堂を背にした方向から、カヤをみると幹がいい感じに末広がりで、空洞になっているところが、趣があり、なかなか絵になっているかと。一見の価値があるカヤの巨木です。
アクセス
〇東急大井町線
『等々力駅駅』より徒歩17分
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