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【神苑ぼたん庭園(鶴岡八幡宮)】古都鎌倉の”正月ぼたん”

こんにちは。鎌倉市の「鶴岡八幡宮」境内にある『神苑ぼたん庭園』に行ってきました。源氏池のほとりにある回遊式の日本庭園に”ぼたん”が植えられており、毎年1月から4月頃までの間に「正月ぼたん」と「春ぼたん」を観賞しながら散策する事ができます。

二の鳥居と段葛

『神苑ぼたん庭園』の観賞は、「二の鳥居」からスタート。
ここから「三の鳥居」までの参道は、両側を通る車道よりも1段高くなっている構造で、「段葛(だんかずら)」と呼ばれています。巨大な狛犬も見どころの一つです!

鶴岡八幡宮/三の鳥居前

「三の鳥居」をくぐり、お参りしてから『神苑ぼたん庭園』に行く事に。
「鶴岡八幡宮」は、正月三が日で約250万人の参拝者が訪れるといわれる人気の初詣スポットです。ちなみに、初詣参拝者数では、神奈川県内2位。1位は川崎大師です。

神苑ぼたん庭園入口

『神苑ぼたん庭園』は、「三の鳥居」をくぐり、「太鼓橋」に向かって右側、橋の手前、源氏池のほとりの石畳の道を進んでいくと、すぐに入口が見えてきます。
なお、入口は2ヶ所あり、もう一つは鶴岡幼稚園近く、斎館前です。

正月ぼたん

ぼたん園は、1月1日から2月中旬頃は「正月ぼたん」、3月~4月中旬頃の「春ぼたん」の年2回の開園。開園の期間と見頃の時期は、その年の気候の状況により、若干ズレる事もあるようです。入場(拝観)は有料で500円(2024年1月時点)。
そういえば、昨年も、ここに「春ぼたん」を観賞しに来たので2年連続の訪問になりました。

券売所で入場料(拝観料)を払って、中に入ると早速、赤い和傘とベンチとぼたんの記念撮影スポットが登場!「春ぼたん」の時もありました。

庭園内の雰囲気

ぼたん庭園から見える池が「源氏池」。池の約半周ほどが『神苑ぼたん庭園』のエリアになります。

苑内の雰囲気はこんな感じ。「正月ぼたん」とは、春に咲く牡丹を正月頃に咲くように、開花時期を調節した牡丹の事なのだそう。

「正月ぼたん」と「冬ぼたん」って同じものかと思っていましたが、調べてみると開花時期が異なるみたいです。「正月ぼたん」が1~2月にかけて咲くのに対して、「冬ぼたん」は、11~12月に咲く品種のようです。それにしても、藁囲いが可愛らしい!

倒れ掛かるような松や散策路の真ん中に斜めに生える古木なども庭園の見どころ。

鎌倉市指定の天然記念物のこのケヤキも素晴らしい。見入ってしまうような樹皮ですよね。

約100品種、1000株のぼたんが植えられているらしい。日本庭園と”ぼたん群”のコラボは、なかなか見応えあり。

「春ぼたん」は、和傘と牡丹のコラボですが、「正月ぼたん」と藁囲いとのコラボも情緒たっぷりで、優劣つけがたい!

花のアップを何枚かピックアップしてみました。雪の降る日に、藁に雪が積もっている藁囲いを見てみたいですね!風流の極みかも。

湖石の庭

さて、今回もやって参りました「湖石の庭」。中国江蘇省の「太湖」という湖の底から掘り出された天然の名石を使い、中国蘇州の技術者が造った庭なのだとか。

この奇石群と藁囲いのコラボも素晴らしいですな。特に奥に立てられている大きな2本のゲートのような石は見入ってしまう迫力。ちなみに「春ぼたん」の時は、和傘+牡丹とのコラボになります。

1月下旬時点で、見頃を迎えている「正月ぼたん」。もう少し見頃は続きそうなので、「鶴岡八幡宮」を参拝がてら、『神苑ぼたん庭園』に立ち寄られてはいかがでしょうか。なお、「春ぼたん(鎌倉ぼたん)」につきましては、以下の記事をご参照下さいね。

基本情報

・名称:神苑ぼたん庭園(鶴岡八幡宮)
・住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
・電話:0467-22-0315
    ※鶴岡八幡宮
・開園時間:9~16時30分
  ※冬と春の開催期間内
  ※開催期間は、その年の気候の状況による
・拝観料:500円(2023年4月時点)
・駐車場:あり(有料)
  ※鶴岡八幡宮もしくは近隣コインパーキング
・アクセス
 -JR横須賀線/江ノ電
 「鎌倉駅」より徒歩10分