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【城願寺(湯河原町)】古木ビャクシンは湯河原の”トリプルパワースポット”

こんにちは。今回は神奈川県・湯河原町にある『城願寺』の参拝録です。
境内に生える樹齢推定800年といわれる古木・巨木の「ビャクシン」で知られているお寺で、湯河原の”トリプルパワースポット”のひとつとして、温泉の街・湯河原町の人気の観光スポットになっています。

寺号標

駐車場は2ヶ所ありますが、辿り着くまでの道がかなり狭いので注意。徒歩で参拝される方は、JR「湯河原駅」から徒歩8分ほどの距離。途中から上り坂になります。

『城願寺』は、山号 萬年山、曹洞宗のお寺です。ご本尊は聖観世音菩薩。

参道

木々が生い茂る参道を上っていくと、山門が見えてきます。

山門

ど~んとそびえる2本の大きなイチョウの木に挟まれた山門。いい感じにおさまっていますね。仁王像があるので引き締まった雰囲気。

ここの仁王像は360度、観賞できるのがいい所。見る機会も少ない仁王像の後ろ姿が、気に入りました!

六地蔵

瓦屋根の立派なお堂に安置されている「六地蔵」。

山門をくぐり、さらに階段を上ると、大迫力の古木・巨木のビャクシンがお出迎え。力強い枝ぶりにビックリですね!後ほど、じっくり観賞するとして、まずは参拝。

本堂

約八百数十年前、この地の豪族土肥次郎實平が「萬年山」と号し、持仏堂を整えたことが『城願寺』の始まり。鎌倉時代後期には有名な禅刹と伝えられているも、その後、衰退。南北朝時代には、密教のお寺だったのを臨済宗に改める。土肥氏失脚後、再び衰退していくが、戦国時代に再興、曹洞宗に改宗し、現在に至る。(引用元:城願寺ホームページより)

七騎堂

源頼朝は、伊豆に流された後、源氏復興を掲げ勝負に出るも、石橋山の戦い(現神奈川県小田原市)にて大敗、船で安房(房総半島)へ向かいます。このお堂には、源頼朝と共に逃げ延びた頼朝七騎が祀られています。

釣鐘堂

文殊堂

智慧(ちえ)の仏様とされる文殊菩薩と菅原道真公を祀るお堂。

子育て地蔵

「七騎堂」の隣には、大きく、なかなか立派な「子育て地蔵」。

城願寺のビャクシン

そして、今回の参拝のお目当てである「ビャクシン」の古木・巨木を観賞します。
樹齢推定800年、樹高約20mの、このビャクシンは国指定の天然記念物で、「かながわの名木100選」にも選定されています。

ねじれた幹がスゴイですね!参道を覆うように横に伸びた太い枝も力強い。その堂々たる姿は、観る者を圧倒します。

トリプルパワースポット

「ビャクシンpower」と書かれた記念撮影用のパネル。
古くから神聖な領域であるといわれる「湯河原」と鎌倉幕府を開いた源頼朝ゆかりの地である事から、湯河原町には「湯河原トリプルパワースポット」と呼ばれる場所があります。その中で『城願寺のビャクシン』は、信頼・友情・恩義のパワースポットなんですね。残り2つは「五所神社のクスノキ」と「幕山の幕岩」。
「五所神社のクスノキ」は、健康・安全・勝利のパワーが授かれ、「幕山の幕岩」は、愛情・結縁・献身、苦難があっても恋愛成就するパワーを頂けるとの事。
湯河原観光の際、「湯河原トリプルパワースポット」巡りはおすすめです。

土肥一族の墓所

最後に見学したのは、土肥次郎実平(實平)一族の墓所。全部で66基の墓石があり、五層の鎌倉様式の重層塔や宝筺印塔をはじめ、塔身が球形をした五輪塔など、様々なタイプのお墓がそろっているのは、関東地方では珍しいらしい。

大きなお寺ではありませんが、”ビャクシン・パワー”のご利益にあやかりたい方は、参拝に立ち寄られてはいかがでしょうか。

基本情報

・名称:城願寺
・住所:神奈川県足柄下郡湯河原町城堀252
・電話:0465-62-4010
・駐車場:あり
・HP:https://jyouganji.jp/
・アクセス
-JR「湯河原駅」から徒歩8分