こんにちは。今回は埼玉県・川越市にご鎮座する『川越氷川神社』の参拝録です。
埼玉の人気観光スポット「小江戸川越」にある"縁結びの神社"として知られており、多くの参拝客で賑わいます。特に例年7月から9月に行われる川越の夏の風物詩「縁むすび風鈴」の期間中は、色鮮やかなたくさんの風鈴で境内が彩られます。
大鳥居
ど~んとそびえ立つ木製の大鳥居。『川越氷川神社』の見どころのひとつです。扁額の文字は勝海舟の筆によるものらしい。
『川越氷川神社』の主祭神は、素盞鳴尊(すさのおのみこと)。ほかに、素盞鳴尊の妃神の奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、脚摩乳命(あしなづちのみこと)と手摩乳命(てなづちのみこと)の夫婦神様、そして、大己貴命(おおなむちのみこと)の五柱の神様が祀られています。
二組の夫婦の神様と縁結び神様でもある大己貴命が祀られている事から、縁結びや夫婦円満の神社として信仰されてきたとの事です。
かざぐるま
SNS映えするスポットとしても知られている『川越氷川神社』の「かざぐるま」。
6月の催事として、拝殿前に1か月間飾られるのですが、参拝した7月中旬も大鳥居前に設置されていました。「かざぐるま」の展示は6月末で終了と聞いていたので、まさか見られるとは思わず、ラッキー!
氷川会館別館の「直会殿」前の広場にも真っ白なかざくるまの棚がありました。
境内案内図
境内は中規模の広さ。古い蔵が立ち並ぶレトロな街並みが人気の”小江戸川越”の散策がてら、参拝される方が多い事もあり、見どころ満載の境内です。
大鳥居をくぐった先の木陰には、風情ある休憩コーナー。その奥の鳥居は「護国神社」。
護国神社
西南戦争以降の川越出身の戦没英霊が祀られている「護国神社」。
竹毬の中に入った風鈴が可愛らしい。
渡り廊下
氷川会館へ向かう渡り廊下がいい雰囲気です。境内の環境整備工事の為、2023年春頃まで休館だったようですが、新築っぽいのでリニューアルしたのかな。
水神社と御神水
境内に流れている小川を辿っていくと木々の奥に「水神社」。小川に敷き詰められた白い玉砂利が綺麗ですね。ここは人形流しを行う場所です。なお「縁むすび風鈴」が開催される期間中は、この小川はライトアップされ、神秘的な”光る川”になるみたいです。
戌岩
片耳が垂れたいぬの顔に似ている事から、戌岩(いぬいわ)と呼ばれている岩。撫でると子宝に恵まれ、安産になるといわれているのだそう。
御神水
境内の地下に水脈があるらしく、そこから汲み上げている御神水。苔むす小さな井戸が風情ありますな。
風鈴回廊
SNSでも人気の「風鈴回廊」。
期間中は境内に約1,500個の江戸風鈴が飾られるのだそう。
奥にも”風鈴のトンネル”があります。
「縁むすび風鈴」はに願い事を書いた短冊を風鈴に結びつけるイベント。風が吹いて、りーんと風鈴が鳴った時、神様に願い事を届けてくれるなんて風情あるなぁ。
いい雰囲気の風鈴のベンチ。
正面鳥居
正面鳥居近くにも「縁結び風鈴」が飾り付けられています。
縁の部分がギザギザに加工されているのが「江戸風鈴」の特徴らしく、これによって良い音が鳴るらしい。
拝殿
約1,500年前、古墳時代の欽明天皇二年に創建したと伝えられる『川越氷川神社』。室町時代の長禄元(1457)年、太田道真・道灌父子によって川越城が築城されて以来、城下の守護神・藩領の総鎮守として歴代城主により崇敬されてきたとの事。
(引用元:川越氷川神社ホームページより)
舞殿
柿本人麻呂神社
舞殿の横には、柿本人麻呂を祀る境内社。恐らく、これは珍しい神社なのかと。関東では、ここにしか無いかも知れませんね。歌人なので、ご利益はやはり、学問なのかな。
絵馬トンネル
本殿横にずっと続く「絵馬のトンネル」。ここも『川越氷川神社』の見どころの一つ。
「絵馬トンネル」の横には、自由にメッセージや絵を描ける壁?がありました。これ、面白いですね。
ご神木
樹齢約600年とされるケヤキのご神木。本殿裏手にひっそりと佇んでいます。ご神木廻りが出来るように、ケヤキの根のまわりには石が置かれて道がつくられています。
2023年の「縁むすび風鈴」は、9月3日(日)までの開催。日中は連日36度の猛暑が続いていますが、こんな日は、夜18時半以降、ライトアップされた境内を散策しながら、涼を求めての参拝が良いかも知れませんね。
基本情報
・名称:川越氷川神社
・住所:埼玉県川越市宮下町2-11-3
・電話:049-224-0589
・駐車場:なし
※近隣コインパーキング利用
・アクセス
-西部新宿線「本川越駅」徒歩25分
-東武東上線「川越駅」徒歩35分
※バス利用の場合、東武バス、小江戸巡回バス「氷川神社前」下車