こんにちは。山梨県上野原市にご鎮座する強力なパワースポット『軍刀利神社』の参拝レポートです。
『ぐんだりじんじゃ』と読みます。500年の歴史を持ち、元々は「軍荼利夜叉明王社」と呼ばれ、軍神として信仰を集めたとの事。「軍荼利明王」は密教の明王のひとつで、もとはヒンドゥー教の神、サンスクリットで「クンダリー」。
明治時代の神仏分離令により、明王廃止、武神として「日本武尊」を御祭神として、今日に至っているようです。
「クンダリー」→ 「軍荼利」→ 「軍刀利」と変化していったのですね。
深い山の麓にある民家の狭い路地を入っていくと林道の入口のような場所に『軍刀利神社』の鳥居がど~んと現れます。
車1台しか通れない幅の道なので、本当にこの道で合っているのか?と思いつつも、Google先生の指示に従い、奥へ進んでいきます。ただ、Google先生はたまに、変な道に誘導するからなぁ。
社務所
道は狭いのですが、あっけなく、社務所前に到着。車だと鳥居から1分もかかりませんでした。社務所の横に5~6台分の駐車スペースがあり、車を止め、社殿を目指します。
手水舎
社務所から歩く事、1~2分ほどで手水舎に到着。
いやぁ、ものすごい場所ですね。
山奥深く延びる石段が、神様がすまう領域へ導いているかのよう。
マイナスイオンに溢れた森林の中、神々しい雰囲気を感じます。気が高い場所です。
苔むした石段が風情あります。しかし、この石段、一体何段あるのだろうか。
石段の途中から振り返って、鳥居を見下ろします。
拝殿
長い石段を上り切り、拝殿に到着。
拝殿の横には、御祭神「日本武尊」の東征に由来する大きな刀。
額殿
「拝殿」の右手前にある「額殿」には、奉納された額以外にも、大きな木刀が飾られています。
随分、昔に奉納されたもののようですが、『軍刀利神社』のご利益のひとつが、健康祈願・無病息災なので、今の時期は、コロナに打ち勝つ、心強い奉納物なのかも知れませんね。
本殿
拝殿の横から、回り込んで「本殿」を見学。
雨から守る為に、本殿を覆うように大きな屋根が整備されています。山奥の湿気が酷い環境では、建造物の傷みも早いし、雨をしのぐだけで、だいぶ違うんでしょうね。
さて、『軍刀利神社』本殿の参拝を終え、『軍刀利神社』奥ノ院へ向かいます。
奥ノ院は本殿から徒歩10分くらい。
本殿のすぐ先に、木の鳥居が見えます。この鳥居をくぐり「奥ノ院」へ。
さらに深い山奥へ、登山道を進みます。
再び、登山道に木の鳥居が現れ、その先に「奥ノ院」ともの凄い存在感の巨木が見えてきました。もの凄い”神秘的”な雰囲気の領域です。
御神木・大桂
山梨県指定天然記念物「軍刀利神社のカツラ」。記念碑には大桂と彫られています。樹高33m、幹回り9.2mの巨木です。すごい迫力に圧倒されますね。ここが『軍刀利神社』の境内の中で、最も強いパワーを放っている場所なのかも知れません。
なお「縁結びの桂」としても知られているようです。
エネルギーを放っているかのような大桂。剣のような”ヒコバエ”が、神々しい雰囲気を醸し出しています。
奥ノ院
エネルギーが充満した「奥ノ院」で参拝。
ここは登山コースの入口的な場所でもあり、この先、さらに深い山中へ入っていきます。
軍刀利川(井戸川)
「奥ノ院」から少し下がった所に、小川が流れていました。冷たくて澄んだ綺麗な水。”せせらぎの音”を聴きながら、岩に腰を下ろして、しばし休憩。後で、境内案内図を見たら、「軍刀利川(井戸川)」と言う名前でした。
小川から「大桂」を見上げてみます。やっぱり、神様が宿っていそう。
ここから『軍刀利神社元社』までは60分。
折角なので、行きたい所ですが、時間もないので今回はパス。調べてみたら、山頂に鳥居と小さな祠があるようです。
無事、参拝を終え「奥ノ院」を後にします。
すごいパワースポットで、心なしか、体に気が充満したような…。
やはり、次回は山頂にある「元社」まで参拝がてら、軽登山をしてみようかな。
基本情報
・名称:軍刀利神社
・住所:山梨県上野原市棡原4134
・電話:0544-67-2916
・駐車場:あり(駐車スペース少)
アクセス
〇車
JR中央本線「上野原駅」から約25分
〇バス
「上野原駅」から「井戸」バス停下車
※「井戸」バス停より徒歩25分
※バス本数少の為、注意