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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【武蔵御嶽神社】「御岳山」紅葉散策と「おいぬ様」参拝に行こう!

こんにちは。東京・青梅市にある『武蔵御嶽神社』の参拝レポートです。
東京都内とは思えない奥深い山の先、標高992m「御岳山」に鎮座する神社です。「御岳山」は古くから山岳信仰の対象となっており、江戸時代には、武蔵・相模を中心に庶民の間で「御嶽信仰」が活発になり、関東一円に広がっていったとの事です。
「御岳山」は、気軽にトレッキング・ハイキングできる山として、人気があり、特に秋は、紅葉の名所としても知られているので、シーズン中の週末は多くの人で賑わいます。

参道入口

山の頂に建つ『武蔵御嶽神社』へのアクセスは、徒歩のみの参拝の場合だと、約1時間30分ほどかかります。(登山やトレッキングに馴れている方だと、1時間程度)
プチ・トレッキング的な参拝は、しんどいと言う方は、山麓から6分ほどで登るケーブルカーを利用するのが良いです。その場合、徒歩25分ほどで参拝が可能。社号標横の赤色の構造物が、ケーブルカーの線路です。

ケーブルカー滝本駅

山麓のケーブルカーの駅「滝本駅」から「御岳山駅」まで、標高差424mを登っていきます。平均勾配22度は関東一で、最急勾配は25度にもなるらしい。
「滝本駅」には有料駐車場が隣接しているので、車でのアクセスは、この駐車場を利用するのが便利ですが、営業開始が7時10分~と少し遅め。休日は時間帯により、駐車場待ちの渋滞ができる事もあるようです。今回は「滝本駅」前にあるコインパーキングを利用しました。ここは24時間営業なので便利なのですが、7~8台しか駐車スペースしかないので注意。

ケーブルカー利用案内

ケーブルカーの運賃は大人/片道600円(2023年12月時点)。ペットも有料で乗車可能です。現在の時刻は朝6時30分。始発は7時30分なので、まだ1時間もあるし、空いている境内を散策したい事もあり、今回、往路は徒歩のみで参拝する事にしました!(ちなみに筆者の場合、途中途中で写真を撮りながら、少しの休憩を含め、約1時間で随身門まで到着しました)

徒歩での参拝

鳥居をくぐり、プチ・トレッキング参拝開始!しかし、ケーブルカーが登っていく角度がスゴイですね!

滝本の大杉

青梅市指定天然記念物の「滝本の大杉」。
案内板に書いてある通り、昔は急な登りになる前、この大スギのところで一息入れていたのでしょうね。

参道の杉並木

参道は、杉並木の巨木群の中をひたすら登っていきます。この杉並木全体も青梅市天然記念物のようです。

ろくろっ首

道が右に左に蛇行していることから、昔より「ろくろっ首」と呼ばれている場所。

迫力ある形状の杉を眺めながらのトレッキングもなかなか楽しい。根っこの下に入れるスゴイ杉の木がありました!

杉並木の間から、綺麗に紅葉した木々を見ながら登っていきます。

途中、参道脇にベンチが置かれた場所がありました。すぐ近くをケーブルカーが通るのが見られ、紅葉とケーブルカーのコラボ写真が撮れるポイントです。

参道の上をケーブルカーの線路が通るポイントまで登ってきました。位置的には「御岳山駅」近くまで来ています。

宿坊

杉並木に囲まれた参道を抜け、宿坊が立ち並ぶエリアに到着。深い山奥を抜けると、こんな集落があるなんて、ちょっと不思議。山岳信仰で栄えた所なので、古くから営業している宿坊もあるようです。上の茅葺き屋根の宿坊は、慶応二年(1866年)建築の「馬場家御師住宅」。東京都指定有形文化財です。

ここから神社まではあと15分との看板。恐らく、実際は15分もかからないかと。地図を見る限り、思った以上に宿坊やお店があるんですね!

御岳の神代ケヤキ

参道横の斜面に生える存在感のある巨木を発見!
樹齢1000年とも云われる「御岳の神代ケヤキ」です。日本武尊が、東征の際に植えたという伝説があります。幹回り8.2m、樹高約30mの古木で、国指定天然記念物。

茶屋や売店・宿坊のある、この通りを抜けると『武蔵御嶽神社』到着です。

大鳥居

大鳥居前に到着。
『武蔵御嶽神社』の主祭神は、櫛眞智命(くしまちのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少名彦命(すくなひこなのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、蔵王権現(ざおうごんげん)、大口真神(おおくちのまがみ)。
『武蔵御嶽神社』のホームページによると、創建は崇高天皇7年と云われ、大己貴命と少名彦命を祀った事が始まりとされているが、文書に残る最古の記録としては、天平八年(736年)、僧の行基が金剛蔵王権現像を安置したとあり、これ以降、蔵王信仰・修験道・山岳信仰の地として広まっていったとの事。
神仏分離令により「御嶽神社」と改称、1952年(昭和27年)に『武蔵御嶽神社』と改められ現在に至る。

おいぬ様

ワンちゃん用の水場も手水舎の隅に準備されていますね!『武蔵御嶽神社』は犬と一緒に参拝できる神社です。魔除け・盗難除けの神として知られる「おいぬ様」こと、御眷属「大口真神」が祀られているという事で、愛犬の健康を願う参拝者の方々で賑わっているようです。

境内案内図

大鳥居から拝殿までは330段の階段があるらしいのですが、杉並木の参道を登ってきたのに比べるとだいぶ楽。

随身門

いくつもの石灯籠が立ち並ぶ階段を上り、随神門へ。

小説・大菩薩峠記念碑

随身門の近くにひっそりと佇む「小説・大菩薩峠記念碑」。小説の舞台として『武蔵御嶽神社』が登場するので、名作発祥の地と言う事なのかな。

参道の両側に建てられた、たくさんの「講」の記念碑。

参道の階段に潜む鬼?

階段の途中で見つけた彫刻。これ何だろう?調べてみると、どうやら鬼?らしい。どういう意図で彫られているのか詳細は不明ですが、鬼が出て来れないように踏みつけているように見えます。長い階段を多くの参拝者が踏んでいくので、邪気を封じ込めると言う意味があるんですかね。この彫刻の他にあと2ヶ所、計3ヶ所あるようなので、参拝される方は、ぜひ探してみて下さい!

ここから若干、急な階段になります。

霧の御坂

「霧の御坂」と呼ばれる参道にある鳥居。三之鳥居ですかね。ここから拝殿までの参道の紅葉が綺麗でした。

まだまだ続く「講」の記念碑。

「御岳山」の紅葉の見頃は、例年10月下旬から11月中旬頃。今回参拝したのは、11月下旬。2023年の見頃は少し遅めでした。猛暑の影響で色づきが良くないかも…と思っていましたが、十分見応えのある紅葉でした。

「宝物殿」周辺の紅葉も見事。朝日が差し込んで”燃えるような赤”を観賞!

宝物殿

「宝物殿」前の騎馬像は「清廉の武将・畠山重忠の像」。”坂東武士の鑑”と言われた平安時代末期から鎌倉時代初期の武将の方。なぜ「武蔵御嶽神社」に畠山重忠の像かと思いましたが、日本三大鎧に数えられ、畠山重忠が建久2年(1191年)に奉納し、国宝に指定された赤糸威大鎧(あかいどおどしのおおよろい)が展示されている為かな。

最後の階段を上り、拝殿へ。

オオカミ

これは狛犬ではなく、狛狼かな。
日本武尊が東征の時、御岳山にて邪神を退治したが、山中で道に迷ってしまう。その時、白い狼が現れて、日本武尊の軍を導いたと伝えられています。

拝殿

拝殿・幣殿は、元禄十三年(1700年)に改築、天保に修復、明治中頃に銅板葺屋根になったとの事。

拝殿の奥にあった龍のイラスト。

本殿

現在の本殿は明治11年(1878年)の造営。

旧本殿

開門が午前9時の為、近くで見られませんでしたが、遠くに見えるのが「旧本殿」。現在の本殿に建て替えられた際、「常磐堅磐社」として移築されたのだそう。国指定重要美術品でもあり、次回は間近で見てみたいですね。
「常磐堅磐社」の他にも「大口真神社」や奥宮が鎮座する甲篭山(こうろうさん)を望む遥拝所もあります。

本殿まわりは、ワンちゃんとの参拝は禁止。この看板から察するに、もともとはOKだったが、マナー違反続出により、拝殿より奥のわんこ連れの参拝は禁止になってしまったのかな。

御岳山駅までの参道

復路はケーブルカーを利用して下りる事にしました。「御岳山駅」までは大鳥居から15分弱ほど。

この参道の紅葉が素晴らしい!

赤と黄色のグラデーションがいい!ケーブルカー利用で参拝される方は、こんな景色を見ながら、神社に向かうんですね。

赤鳥居

ケーブルカー利用時に最初にくぐる「赤鳥居」。

甲籠山

参道から「甲籠山(こうろうさん)」を眺望します。「赤鳥居」からも見えますよ!それにしても、見事なまでに円すい形の山ですね。標高は1,077m、『武蔵御嶽神社』の奥宮が祀られています。

参道のウェルカムゲート。

御岳山駅

そして「御岳山駅」到着。やはりケーブルカーを利用すれば、かなり楽に参拝できますね。

御岳平からの眺望

ケーブルカー乗車までの待ち時間に、駅前の広場「御岳平」からの眺望を楽しみます。山間に見える街が青梅市ですかね。

神社参拝だけでは勿体ない気もする「御岳山」散策。次回は「御岳山・ロックガーデン散策」や「御岳山」から「日の出山」を目指すトレッキング・コースなどにトライしてみようと思います。

基本情報

・名称:武蔵御嶽神社
・住所:東京都青梅市御岳山176
・電話:0428-78-8500
・駐車場:山麓有料駐車場を利用
 -滝本駅駐車場(136台)
 -タイムズ御岳山(8台)等
・ケーブルカー情報
 -片道 大人/600円,小児300円
 -往復 大人/1,130円,小児570円
   ※2023年12月時点
 ※ペット同伴乗車 有料
   ※御岳登山鉄道HP
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・神社公式HP
武蔵御嶽神社【公式サイト】