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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

富士山・浅間神社巡り②【冨士御室浅間神社・北口本宮冨士浅間神社】

こんにちは。前回に引き続き、山梨県富士吉田市、河口湖町の「浅間神社」巡り。
今回は『冨士御室浅間神社』と『北口本宮冨士浅間神社』の2社を参拝します。

冨士御室浅間神社

富士五湖のひとつ、河口湖の畔にご鎮座する『冨士御室浅間神社』。
武田信玄公安産祈願所と書かれていますが、武田家三代に渡り崇敬された富士山最古の神社との事。御祭神は、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
駐車場前の西鳥居をくぐり、一旦、境内に入った後、正参道へ回り込みます。

「里宮社」の扁額がかかる大鳥居。『冨士御室浅間神社』は、富士山二合目に「奥宮」、河口湖畔に「里宮」「本宮」があります。
なお、『冨士御室浅間神社』は世界遺産「富士山」の構成資産の一つ。

随神門

参道を進むと、大きな石灯籠の先に随神門。その先に見えるのが「里宮」です。

里宮

まずは、「里宮」から参拝。
『冨士御室浅間神社』は、文武天皇三3年(699年)に藤原義忠によって、富士二合目に奉斉されたのが始まりとされる。天徳2年(958年)には、村上天皇により、氏子の祭祀の利便の為、現在の河口湖南岸に里宮が創建される。
(引用元:冨士御室浅間神社HPより)

「里宮」境内を散策します。
どなたが奉納されたのか、不老・長寿の像を発見。このモデルは誰?

百福の龍宝珠

玉に龍がまとわりついている像。玉には「福」という文字がいっぱい刻まれていますね。祈ることで全ての「福」を授かるのだそう。なんかご利益がありそうです。

本宮

富士山最古の神社「本宮本殿」。国指定重要文化財です。
699年に富士山二合目に奉斉後、722年(養老4年)雨屋建立、807年(大同2年)社殿創建。噴火による炎上や自然環境が厳しい場所の為、不朽が激しく、そのつど再興が重ねられる。現在の建物は、1612年(慶長17年)造営のもので、その後4回の大改修を経て、1974年(昭和49年)に永久保存の為、現在の地へ遷祀。
(引用元:冨士御室浅間神社)

北口本宮冨士浅間神社

さて、ところかわって、ここは『北口本宮冨士浅間神社』参道の入口。
国道139号沿いに建つ大きな鳥居が目印です。
「古木・巨木」が立ち並ぶ境内に、多くの国指定重要文化財の社殿、建築物が佇む荘厳な雰囲気に囲まれた神社です。
『北口本宮冨士浅間神社』も「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。

参道

樹齢数百年と思われるスギやヒノキが続く、静かで厳かな雰囲気の漂う参道。
車で参拝に来られた方は、第一駐車場に駐車すると、参道へのアクセスが良いです。

大鳥居

「日本最大の木造鳥居」とされている大鳥居。高さは18mあるそう。

隋神門

「隋神門」の正面に見えるのが「神楽殿」、その向こうに「拝殿」。どれも国指定重要文化財です。

手水舎

参拝のたびに、見入ってしまう立派な手水舎の龍。勢いよく水が流れ出ていますが、これは、湧水を引いているらしい。

冨士太郎杉

拝殿前にそびえ立つ樹齢1000年と云われる、山梨県指定天然記念物「冨士太郎杉」。
『北口本宮冨士浅間神社』は”巨木の宝庫”で、「冨士太郎杉」以外にも、沢山の巨木が佇むパワースポットです。

拝殿

〇御祭神
・木花開邪姫命(このはなさくやひめのみこと)
・天孫彦火瓊瓊杵尊(てんそんひこほのににぎのみこと)
・大山祇神(おおやまづみのかみ) 
〇ご由緒
景行天皇40年(110年)、日本武尊ご東征の折、当地の「大塚丘」に立ち寄り、そこから富士の神霊を親しく仰ぎ拝され「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」と仰せになる。その後、大鳥居が建てられ、大塚丘に浅間大神と日本武尊をお祀りしたのが始まりとされる。
(引用元:北口本宮冨士浅間神社HPより)

無事、参拝終了し、境内を散策します。

冨士夫婦桧

市指定天然記念物の御神木「冨士夫婦桧」。樹齢1000年の古木・巨木です。
このヒノキは、もともと別々の2本が、根元で合わさり、途中で分岐したもの。

西宮

2022年7月に、約2年間の修繕工事が完了したばかりの「西宮」。
造営当時の豪華絢爛な姿に見事、復活していますね。

冨士登山道吉田口

『北口本宮冨士浅間神社』を基点に山頂を目指す登山道のスタート地点です。「西宮」の隣りにあります。
ず~っと登って行くと、富士スバルライン五合目からの道と合流するようです。
鳥居付近には、「富士講」の流れからくる富士山・登山記念の碑が建っています。

諏訪神社

現在は『北口本宮冨士浅間神社』の摂社となっていますが、「諏訪神社」が先に鎮座しており、そこに浅間神社を勧請したと伝えられています。拝殿は国指定重要文化財。
それにしても、拝殿両側のスギの巨木がスゴイ!参拝するたびに見入ってしまいます。
特に拝殿に向かって、左側の御神木は、元々は2本のスギが、根元でいっしょになったものだろうか。

今回の「富士山・浅間神社巡り」は無事終了。河口湖観光と絡めての「浅間神社巡り」はおすすめです!

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

〇冨士御室浅間神社
・住所:山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3951
・電話:0555-83-2399
・駐車場:あり(シッコゴ公園駐車場)
・HP:http://fujiomurosengenjinja.jp/index.html

〇北口本宮冨士浅間神社
・住所:山梨県富士吉田市上吉田5558
・電話:0555-22-0221
・駐車場:あり
・HP:北口本宮冨士浅間神社

アクセス

〇冨士御室浅間神社
・富士急行線
『河口湖駅』下車、バス利用
※レトロバス西湖・青木ヶ原線で10分程度
〇北口本宮冨士浅間神社
・富士急行線『富士山駅』徒歩25分