ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

『横浜・港南台』のパブリックアート散策【港南台駅~港南台コミュニティ道路】

こんにちは。今回は、横浜『港南台駅』周辺のパブリックアートを巡ります。
『港南台駅』はJR京浜東北根岸線の終点駅「大船駅」の二つ手前の閑静な住宅地にある駅。ホームが切通しの底にある橋上駅構造なんですね。電車が走る切通しの両側に『港南台コミュニティ道路』と呼ばれる生活道路があり、歩道脇にパブリックアートがひっそりと佇んでいます。

JR港南台駅

『JR港南台駅』前。ここから散策スタートします。まずは駅舎周辺をうろうろ。

作者不明の駅前ロータリーのオブジェ。親と子供をイメージしたオブジェっぽいが、何となく、”セブン&アイ・ホールディングス”のロゴマークを連想してしまう。

「せれなあど」

中岡慎太郎 作

駅前にど~んと構えているパブリックアート発見!
何だか、妖怪”ぬりかべ”のよう。「せれなあど=セレナード=セレナーデ」だろうか?しかし、よくミュージカルに出て来る、夜に屋外で恋人の為に歌う”恋歌”=セレナーデとこの作品とが結びつかないなぁ。

「次元のリング」

堀義幸 作

反対側の駅の出入口付近にもパブリックアートがあります。
ちょうど雪が降った翌々日で、作品の回りは、まだ雪が残っていてツルツル。筆者が近づく前、作品の前で、派手に滑ってこけた方を見ているので、慎重に近づきます。頑丈そうな”南京錠”みたいですね。ちなみに、このパブリックアートは「横浜彫刻展’91」の大賞受賞作品との事。

港南台コミュニティ道路

駅前の道路を反対側へ渡り、『港南台コミュニティ道路』へ向かいます。
目印は”テスコ”と書かれたショッピングセンター。その脇を通る道路が『港南台コミュニティ道路』です。切通しの底にある線路を挟んた両側、約300mの間に数体のパブリックアートが設置されています。

「風の石ー閾(いき)」

石野耕一 作

テスコのすぐ近くにパブリックアート発見。
作品全体が鏡面になっているので、”透き通っているように見える”のが面白い。作品の上には、まだ先日の雪が残っています。

「ストーンフレーム X」

細谷進 作

作品「風の石ー閾(いき)」のすぐ近くにあります。大きな御影石の塊を彫って、このような複雑な形にしたのだろうか。結構、骨の折れる作業だったに違いない。

『港南台コミュニティ道路』沿いにある「お寿司屋さん」。ちょっと気になる魚の絵。絵心のある大将が描いたのでしょうか。

ショッピングセンター「テスコ」の反対側の『港南台コミュニティ道路』に移動します。幼稚園前に早速、パブリックアート発見!

「涙(喜びと、悲しみと)」

高野佳昌 作

いい雰囲気の作品です。ず~っと見ていると優しくなれそうですね。こんな彫刻を毎日眺めている幼稚園の子達は、きっといい子に育つのでしょう。

タイトルの通り、右目から一粒の涙がこぼれ落ちています。
嬉しい時、悲しい時、人は涙を流しますが、この彫刻を見る人の気持ちがどちらの時でも、優しく包んでくれると言う事なんだろう。

「宿借り(住めば都)」

西巻一彦 作

ユニークな作品です。作品タイトルも面白いのですが、”宿借り=ヤドカリ”と言うよりも、”カタツムリ”に見えます。何となく満足気にオブジェの先端に留まっている姿が可愛らしい。どこでも「住めば都」、考え方次第と言う事でしょうか。

色々な角度から”カタツムリ”を鑑賞。
何故か、この作品場所だけ、”観光名所マーク”と共にGoogle Map上に載っています。

尚、横浜港南台商店会HPを見ると「吾輩は石である/高橋浩之 作」と「Transfiguration DUETⅠ/竹内三雄 作」と言う二つのパブリックアートが通りのどこかにあるはずなのですが、結局見つからず。調べてみたら「吾輩は石である」は横浜市民ギャラリー入口脇に移設、「Transfiguration DUETⅠ」は破損により撤去されたとの事。
パブリックアートのメンテナンス問題って、結構頭痛いんだろうなぁ。

アクセス

〇JR京浜東北根岸線
『港南台駅』下車

Google Map