ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

横浜・デパ屋のパブリックアートとオブジェを巡る散歩【そごう横浜・ジョイナス・JR横浜タワー】

こんにちは。横浜の”デパ屋”にあるパブリックアートとオブジェを巡ります。
『そごう横浜』『ジョイナス』そして、2020年にOpenしたばかりの『JR横浜タワー』です。まずは東口にある『横浜そごう』の屋上から散策スタート。

横浜そごう入口付近

「箱人 HAKOJIN」掛井五郎 作

『横浜そごう』B2正面入口の向いに設置されている彫刻・パブリックアート。入口脇の時計台よりは待ち合わせ場所として空いています。この彫刻に気付いている人は少ないかも知れませんね。では早速、一気に”デパ屋”まで上がって行きます。

横浜そごう屋上「太陽の広場」

『そごう横浜』屋上の「太陽の広場」到着。
スゴイ存在感の岡本太郎氏 作のパブリックアート「太陽」が、どすんと御鎮座。
1985年の『そごう横浜』開業に合わせて、岡本太郎氏が新たにデザインした作品です。作品のまわりは、噴水がある広場になっていますが、中に入る事は出来ません。水場も含めたアート作品なんでしょうか。

作品「太陽」には3つの顔があります。それぞれ朝のやさしさ、昼の力強さ、夜のおだやかさを表したものらしい。そう言えば、「太陽の塔」も3つの顔があって「現在」「過去」「未来」を象徴していたような…。

伏見稲荷神社

『そごう横浜』の大きな看板の下には、「伏見稲荷神社」がひっそりと佇んでいます。やはり商売繫盛を願うという事なのかな。折角なので参拝していく事にします。

〇御祭神
宇賀之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
〇ご由緒
この御社は、株式会社横浜そごうの開店に当り、特に社屋の鎮護と社業の繁栄ひいては県民市民ご近隣の方々の開運安穏を祈念して昭和60年9月25日総本宮伏見稲荷大社より勧請。(神社前掲示板より)

良く見ると、お賽銭箱に”そごう”のロゴマークが彫られています。
考えて見ると、今年はこれが初詣となってしまった。毎年、激混みの3が日を避けて、少し大きめの神社を参拝していましたが、行くタイミングを外しましたね。
まぁ良しとします。Amazonアレクサの”おくみじアプリ”で「千年に一度の大吉」が出た事だし…。

創業者・十合伊兵衛の座像

神社の向いにある「初代十合伊兵衛 座像」。十合伊兵衛氏が、1830年に大阪で古着屋を開業したのが「そごう」の始まり。
2000年に経営破綻後、西武百貨店との統合時、そごう「再生」の象徴として製作された像なのですが、心斎橋本店の閉店により、神戸店屋上に移され、その神戸店も2017年に譲渡されてしまった事に伴い、『横浜そごう』に再び移設されたらしい。
百貨店業界の再編に巻き込まれて、追いやられた「初代十合伊兵衛 座像」ですが、ようやく”安住の地”にたどり着けたようだ。
しかし、古着屋からここまで大会社にしたのは立派、有難く拝ませて頂きます。
『そごう横浜』を後にし、西口へ移動します。

JR横浜タワー

2020年6月に開業した『JR横浜タワー』。今風の複合商業施設なので、屋上も洗練されています。”デパ屋”とは呼べないかも知れませんね。
横浜駅と直結するアトリウムは、1階~4階が吹き抜け構造の開放的な空間。駅に出入りする電車を建物内から見下ろせるラウンジ的スペースもあり。
商業施設としては「NEWoMan横浜(1階~10階)」、「CIAL横浜(B3~B1階)」、「T・ジョイ横浜(8~10階)」がタワー内に入っています。
では早速、12階の屋上広場に行ってみます。

NEWoMan

お洒落なお店が立ち並ぶ「ニュウマン横浜」。(NEWoMan Yokohama)

アートっぽい雰囲気の陳列棚があり、写真を一枚。

屋上広場「うみそらデッキ」

屋上広場に到着。エレベーターを降りると、目の前に大きな”YOKOHAMA”の文字のオブジェ。人気の記念撮影スポットです。

12階~26階がオフィススペースになっています。『うみそらデッキ』と同じ12階にコンビニ「グーツ」があり、ここが便利。お弁当や飲み物を買って、デッキで食べるのが気持ち良いです。

長いカウンター・テーブルと椅子を完備。夜景が綺麗そうですね。

天気の良い日は富士山も見えます。
『うみそらデッキ』は天気が悪い日は閉鎖される事もあるようなので注意。

ジョイナス屋上

『ジョイナス』屋上の『ジョイナスの森彫刻公園』に到着。
『ジョイナス』は、1973年(昭和48年)開業の相模鉄道グループが所有・運営するレトロなショッピングセンター。

ジョイナスの森/彫刻公園

約2万本の樹木と遊歩道が設置されている憩いの空間が屋上にあります。
ところどころに彫刻・パブリックアートが配されており『ジョイナスの森彫刻公園』と呼ばれています。
「高島屋」の大きな看板が見えますが、「相鉄線横浜駅」「高島屋」「ジョイナス」は一体化したビルで繋がっている構造です。

「構成」

マリノ・マリーニ作

”犬”の彫刻かと思ったのですが、作品の説明板を読む限り、騎馬像のようですね。

「道標・鳩」

柳原義達 作

鳩3羽でひとつの作品になっているようです。調べてみたら、同じ方の同じ作品名の彫刻が愛知県碧南市にもありました。

びっくりするくらい緑豊かな屋上で、木々の隙間から「高島屋」のマークを臨みます。

「ニケ’83」

朝倉響子 作

この方の「ニケと二コラ」と言う作品が横浜・馬車道の歩道にあります。この像は、その”ニケ”なのだろうか。”ニケ”と言う名前はギリシャ神話の女神名に由来するようですが、この像は、女性にも男性にも見えます。いずれにしてもカッコいいですね。

「茉莉花」

船越保武 作

作品タイトルが花の名前「茉莉花(マツリカ)」ですが、茉莉花は、甘い香りを持つジャスミンの一種。夏には白い花を咲かせる”爽やかな”イメージを、何となく涼し気に見える、この彫刻のタイトルにしたのでしょうか。

「踊り子」

ジャコモ・マンズー作

トウシューズを履いているのでバレリーナでしょう。”つっかえ棒”のようなものは何だろうか。

「果実」

アントワーヌ・ブールデル作

両手に果物を持って、足を組んでいる姿は何かを企んでいそうな雰囲気を感じます。
彫刻を後ろから見ると、「高島屋」の”高”のロゴマークを狙って、果物を放り投げそうな感じに見えますね。

基本情報

〇横浜そごう
・住所:横浜市西区高島2-18-1
「太陽の広場」
-12~1月:10~17時
-2~3月:10~18時時
-4~9月:10~19時
-10~11月:10~18時
・電話:045-465-2111
〇ジョイナス
・住所:横浜市西区南幸1-5-1
「ジョイナスの森彫刻公園」
-10~18時(10~2月は17時迄)
〇JR横浜タワー
・住所:横浜市西区南幸1-1-1
「うみそらデッキ」
-9~21時

アクセス

〇JR/京浜急行/東急東横線/相鉄線等
『横浜駅』下車
・そごう横浜:東口
・ジョイナス/JR横浜タワー:西口