ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

「やけに細長い」公園と「レトロな雰囲気」漂うイセザキモールを散策【横浜 大通り公園~伊勢佐木町】

こんにちは。
横浜の『大通り公園』と『伊勢佐木町商店街/イセザキモール』を散策してみます。今回も点在するパブリックアートやオブジェを巡りつつ、昭和の香りも漂う『伊勢佐木町商店街』を”まったり”と散歩します。

大通り公園

案内板

全長約1.2㎞の随分と細長い公園。開園は1978年。もともと運河だった場所を地下鉄建設に伴い、埋め立てて整備された公園なので、このような形になったらしい。公園は「石の広場」「水の広場」「サンクンガーデン」「緑の森」の4つのエリアに分かれています。所々に彫刻のパブリックアートも設置されていますので、アート鑑賞しながらの散策が楽しいでしょう。では早速、行ってみます。

石の広場

石の広場と呼ばれる『大通り公園』関内駅側の入口付近の彫刻。いきなり大物登場でビックリ。あの有名なロダンの彫刻です。

「瞑想」

オーギュスト・ロダン 作

彫刻の台座に1885年製作と書かれている。130年以上前の作品となるが、こんなところにロダンの本物の彫刻があるなんて不思議な気もします。

水の広場

「石の広場」のすぐ先にある「水の広場」。まだ早朝なので水が出ていないのでしょうか。

「3つの部分からなるオブジェ」

「水の広場」過ぎて程なく、歩道の真ん中にど~んと構えるパブリックアートを発見。これまたビックリのヘンリー・ムーアの作品でした。

ヘンリ・ムーア 作

彫刻界の巨匠とも呼ばれる方の作品が散歩中に見られるのはうれしい。不思議な形をした彫刻ですが、串だんごをかじったように見えますね。

サンクン・ガーデン

ヘンリー・ムーアの彫刻の先から「サンクンガーデン」までは地下道があり、横浜市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」の出入口になっています。

サンクンガーデンとは英語で書くと”Sunken Garden”。道路よりも一段低い場所につくられた広場や庭園の事らしい。緑も多く落ち着く空間です。

「働く女」

オシップ・ザッキン 作

「サンクンガーデン」に設置されているパブリックアート。オシップ・ザッキン氏ってどこかで聞いた名前かと思ったら、「箱根彫刻の森美術館」にも作品展示されていたのを思い出しました。「伊勢佐木長者町駅」から出て来る人々を静かに見守っています。

「笹と少年」

岩野勇三 作

笹を掴んでシャウトしている少年の像。躍動感が半端ない。体で喜びを表現するって、正にこんな感じかと。

海を泳ぐ魚の背びれのような石のオブジェ。上に載っている”白い石”は、日があたると水晶のよう見えて綺麗です。このあたりは「緑の森」エリア。

歌丸桜

ハマっ子の桂歌丸さんから「歌丸桜」の愛称を頂いた”紅枝垂桜”。

平和記念碑

横浜大空襲の平和記念碑。

ここで、約1.2㎞続いた『大通り公園』の西の端まで到着。
この後、伊勢佐木町商店街・イセザキモールへ向かいます。

イセザキモール

伊勢佐木町7丁目から”商店街散歩”を開始。約1.3㎞続く”伊勢佐木町商店街・イセザキモール”を散策します。「伊勢佐木町」の地名の由来は、この地の発展に貢献した、伊勢屋さん、佐川さん、佐々木さんの名前から一部の文字を取って名付けられたらしい。

商店街入口近くのオブジェ。夜は電飾が点灯します。

子育地蔵尊

提灯と風鈴だらけの場所があり、何かと思ったら「子育地蔵尊」。

明治三十七年に富山出身のお坊さんが、この地に横浜善光寺別院を創建、子宝が授かりやすく、すくすくと丈夫に育つようにお地蔵様を安置したのが始まりとの事。

シャッターは閉まっていても”お賽銭”は出来ます。

お地蔵さんのマスコット的なものがあったので、写真を一枚。お地蔵さんが持っているウチワに「十六じぞう」とありますが、一と六の日に縁日が行われる事から、この子育て地蔵尊は「十六地蔵」とも呼ばれ親しまれているとの事。

面白いオブジェを発見。ベンチでしょうか?

大通りを渡り、伊勢佐木町6丁目に入っていきます。『伊勢佐木モール』入口です。宇宙っぽい飾りが、何となく”昭和”の雰囲気を感じさせるアーチですね。

早速、オブジェ発見。これは風車だろうか。

また似た系統のオブジェを発見。このあたりは伊勢佐木町5丁目。

間近で見るとなかなか迫力がある。天を突きあげるような感じがいいですね。

「IWAIKANMURI」

清水九兵衛 作

作品名がIWAIKANMURI=いわいかんむり=祝いかんむりなので、やはり、これは「烏帽子」をモチーフにしたものなのだろうか。

伊勢佐木町4丁目。歩行者専用道路の入口の両側に立つ2本の大きな木が印象的です。

伊勢佐木町ブルース歌碑

昭和のヒット曲、青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」歌碑。スイッチを押すと曲が流れるらしいのですが、壊れているらしく、修復作業中の貼紙。

からくり人形時計

今年16年振りに復活した「からくり人形時計」。故障した後、修理費用がかかる為、そのまま放置されていたが、街の活性化の為に直す事を決めたらしい。

宝箱をくわえたティラノサウルスを発見。ブランド品等の買取店の「買蔵 伊勢佐木モール店」。恐竜が目印のお店です。

イセザキモール入口(関内側)

関内駅にも近いこのアーチが『伊勢佐木町商店街・イセザキモール』のメインゲート。このあたりが伊勢佐木町1丁目です。

何となく、横浜ベイブリッジとかヨットをモチーフにしているような...。青空に映えて絵になります。

アーチをくぐります。気温が28℃を越えるとミストが噴射される仕組みがあるらしい。

道路の反対側から、見た『イセザキモール』のメインゲート。
伊勢佐木町商店街の散策はこれにて終了。関内駅に戻ります。

吉田橋関門跡

関内駅に戻る途中にあった”記念碑”的なものを二つ紹介。
ひとつめは「吉田橋関門跡」。横浜開港に伴い、外国人居留地エリアに設けられた関所のようなところを関門と呼ぶらしいが、この吉田橋関門を境に海側・馬車道方面を「関内」、伊勢佐木町が位置する内陸側を「関外」と呼んだそうです。「関内駅」の名称はここから来ているのですね。

鉄の橋とブラントンの碑

もうひとつは、「鉄の橋」と「ブラントンの碑」。明治二年(1869年)、英国人土木技師ブラントンにより架けられた日本初のトラス鉄橋が「吉田橋」。日本の近代化を支えた方の記念碑的なものですね。

基本情報

〇大通り公園
・住所:横浜市中区長者町5-55-2
・電話:045-671-3648
 ※南部公園緑地事務所
・駐車場:なし

〇伊勢佐木モール
・住所:横浜市中区伊勢佐木町1-2-1
・公式HP:http://isezaki.jp/

アクセス

〇大通り公園
・市営地下鉄
『伊勢佐木長者町駅』より徒歩1分
『関内駅』より徒歩3分
・JR京浜東北線
『関内駅』より徒歩3分

〇イセザキモール(関内駅側)
・JR京浜東北線/市営地下鉄
『関内駅』より徒歩3分

Google Map

大通り公園(関内駅側)⇒伊勢佐木町7丁目⇒イセザキモール