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【横須賀市 走水神社/久里浜天神社】横須賀の神社めぐりVol.1

走水神社の境内社/水神社

こんにちは。横須賀の神社めぐりを2回に分けてレポートします。
実際に参拝した時の順番は、走水神社⇒東叶神社⇒西叶神社⇒久里浜天神社ですが、東叶神社と西叶神社を一緒にレポートしたいので、今回は、古事記や日本書紀にも記されているとされる『走水神社』と『横須賀の天神さん』こと『久里浜天神社』の紹介をします。

走水神社

御祭神

・日本武尊
  (やまとたけるのみこと)
・弟橘媛命
  (おとたちばなひめのみこと)

ご由緒

景行天皇即位40年、東国の騒動を静めるため日本武尊にその鎮定を命じられ、日本武尊一行が、走水の地に到着、走水の地において、軍船等の準備をし上総に出発するときに村人が日本武尊と弟橘媛命を非常に慕うので、日本武尊は自分の冠を村人に与えました。村人はこの冠を石櫃に納め土中に埋めその上に社を建てました。これが走水神社の創建と言われているとの事です。
(引用元:走水神社HPより)

基本情報

・住所:神奈川県横須賀市走水2-12-5
・電話番号:046-844-4122
・駐車場:あり(数台分)
  ※道狭く、大型車不可
・公式HP:走水神社公式ホームページ

見どころ

鳥居と参道

走水神社の鳥居

走水神社

お正月の参拝なので、初詣ののぼりなどが飾られていて、華やかです。
朝早いのでまだ境内には誰もいません。走水神社は表通りから若干奥まった、周りに民家もある裏通りにあります。

境内からの眺望

走水神社の境内

社殿への階段を昇ったところから、海を望むことが出来ます。いい雰囲気です。

拝殿

走水神社の拝殿

この地の地名でもある走水の名前の由来は、日本武尊が船で上総国へ渡ろうとした際、突然風が吹き海は荒れて、転覆の危機に陥った時に、日本武尊に付き添ってこられた御后の弟橘媛命が荒ぶる海の神を抑える為、海に身を投じたら、たちまち風は止み海は静まって、日本武尊一行の船は、水の上を走るように上総国に渡ることが出来た。それが走水と言われる由来との事です。

水神社

走水神社の境内社/水神社

走水神社の境内社/水神社

走水神社社殿のすぐ裏にあります。かっぱの置物がとてもかわいく目立っています。走水は海の街であり、水と縁のあるところから来ているようです。神社案内板には次のように書かれています。
かっぱ(河童)河わらは⇒河わっぱは、想像上の動物で子供の形をし頭上の皿に水が入っている。子供や動物を水中に引き込み、その血を吸うと言う。悪さの半面泳ぎの達人で、水の化身水神として尊ぶところもある。漁業の手引きをして大漁をもたらしたり、遭難した時に人命救助をするとも伝えられている。ここ走水は特に水との縁が深く昔から水神として祀られている。
平成十八年正月吉日 走水神社 氏子総代

ロシアの機械水雷

走水神社の露機械機雷

随分昔に奉納されたロシアの機械水雷が境内に飾られており、めずらしいので写真を一枚。境内案内板には、明治43年に横須賀鎮守府指令長官からの奉献と書かれています。

弟橘媛命『舵の碑』

走水神社の舵の碑

昭和50年に、弟橘媛命の顕彰と海の安全と平和を祈る建てられたものらしく、面白い形をしているので目を引きます。設置の背景について、境内案内板に次のように説明されています。
弟橘媛命が崇高な情熱をもって守られたこの浦賀水道は、近年、世界の船の航行もはげしく海難を防ぐことは各方面から要望されるところです。国際婦人年に当たり由緒あるこの大舵に航海の安全を託してゆかりの地、走水に建立、海への関心を高めたいと思います。(弟橘媛命舵の碑を建てる会発起人一同) 

久里浜天神社

久里浜天神社

久里浜天神社の社殿です。現在の社殿は菅原道真公千百年式年大祭記念・砂村新左衛門生誕 400 年記念を祝い、平成13年に造営されたもののようです。

主祭神

・菅原道眞公
 (すがわらみちざねこう)

ご由緒

久里浜中央部を流れる 内川流域一帯に新田開発をするべく、江戸初期に 越前国鯖江出身で大阪にて身を立てた 砂村新左衛門が、幕府の許しを得て開拓することになりました。新左衛門は、以前から崇敬していた 摂津国西成郡上福島村天満宮の 御祭神・菅原道眞の御分霊を万治3年(1660年)6月に久里浜村八幡に勧請し、新田鎮護の神社としてお祀りしたのが創建との事。
(引用元:久里浜天神社HPより)

基本情報

・住所:神奈川県横須賀市久里浜5-19‐3
・電話番号:046‐835‐3703
・駐車場:あり(数台分)
 ※近隣にコインパーキングあり
・HP:https://www.tenjinsha.or.jp/

見どころ

鳥居

久里浜天神社の鳥居

鈴の緒

久里浜天神社の拝殿

お正月対応の為に、鈴の緒が合計10本もぶら下がっていました。

牛乗り天神

久里浜天神社の牛にまたがる菅原道真公

お馴染みの『願掛け撫で牛』ですが、牛にまたがっている菅原道真公もめずららしいですね。平成15年に建てられたとの事です。

なお、久里浜天神社のすぐ近くに『くりはま花の国』と言う公園があります。5月のポピーが咲き誇る時期が一番賑わいますが、年間通して花を楽しめる公園になっていますので、興味ある方はぜひ立ち寄ってみて下さい。 

burariwalking.hatenablog.com

アクセス

走水神社
〇電車とバス
京浜急行線『馬掘海岸駅』から
観音崎行バスで『走水神社』下車 徒歩2分

〇車
横浜横須賀道路『馬掘海岸IC』より約5分

久里浜天神社
〇電車
・京浜急行線
『京急久里浜駅』より徒歩5分
・JR横須賀線
『久里浜駅』より徒歩10分

〇車
・横浜横須賀道路
『佐原IC』より約11分

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