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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

富士山・浅間神社巡り①【新倉富士浅間神社・小室浅間神社】

こんにちは。
今回は山梨県富士吉田市と河口湖町にご鎮座する『浅間神社』巡りです。
2回に分けての参拝録になりますが、まずは『新倉富士浅間神社』と『小室浅間神社』の参拝から!

新倉山浅間公園

『新倉富士浅間神社』は「新倉山浅間公園」に隣接しており、表参道入口が公園入口を兼ねたつくりになっています。

公園の入口と言うよりも、雰囲気は、やはり、参道の入口ですね。

灯籠が立つ参道を上っていきます。
参道を覆うもみじのトンネルが、とても綺麗なので秋の参拝がおすすめです。

大鳥居

『新倉富士浅間神社』のシンボル的な存在でもある朱塗りの大鳥居前に到着。
扁額の「三國第一山」の文字の意味は、大同二年(807年)に富士山の大噴火が発生した際、朝廷からの勅使が参向、国土安泰富士山鎮火祭を執行した際、平城天皇より三国第一山の称号並びに天皇の御親筆なる大鳥居勅額・金幣等を奉納されたと言う背景による。(引用元:新倉富士浅間神社HPより)

晴れていると鳥居越しに富士山が見えるんですね。(2019年秋撮影)
富士山が朝日に照らされて、紅く染まっていく時間帯は、なかなかドラマチック。今回は曇っていたので見られませんでした…。

新倉富士浅間神社 拝殿

大鳥居をくぐり、拝殿正面へ。

手水舎

長いヒゲがチャームポイントの龍。

御祭神とご由緒について。

〇御祭神
・木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)
・大山祗命 (おおやまづみのみこと)
・瓊瓊杵尊 (ににぎのみこと)
〇ご由緒
創建は慶雲三年(705年)。人皇第四十二代文武天皇の御代、甲斐国八代郡荒倉郷へ富士北口郷の氏神として祀られたのが始まりとの事。(引用元:新倉富士浅間神社HPより)

参拝を終え、境内と「新倉山浅間公園」を散策します。

子育て神木

富士吉田市指定天然記念物のヒノキ。
樹高25m以上の巨木で、幹が分岐している部分に幼いスギの木が着生している事から、「子育て神木」と呼ばれるようになったらしい。

咲くや姫階段

新倉山の中腹にある「新倉山浅間公園」展望地は、富士吉田市を一望、富士山の絶景スポットとして知られており、一見の価値がある素晴らしい眺望です!
その絶景スポットに行くのにチャレンジしたいのが、398段も階段が続く「咲くや姫階段」。御祭神「このはなさくやひめ」の”さくや”から、398段にしたんですね。

五重塔「忠霊塔」

一気に上ると、だいぶ息が切れますが、何とか到着。
階段を上り切ると、忠霊塔・五重塔が目の前に飛び込んできます。しかし、あいにくの空模様で、霧雨まで降ってきて…。残念ながら、富士山の絶景は拝めず。

晴れていると、こんな感じの絶景が目の前に広がります。(2019年秋撮影)
五重塔と富士山のコラボは、定番の構図。まさに”ザ・ニッポン”って感じですね!特に桜の季節が”超絶景”。近年は、外国人にも人気が高く、世界的にも有名な観光スポットになっています。コロナ前は、朝から多くの観光客が絶景を堪能していました。

小室浅間神社

『新倉富士浅間神社』の参拝を終え、『小室浅間神社』へ。
場所的に2社は近く、徒歩で12分、車だと5分程度です。

手水舎

富士山を模したと思われる岩の上には、龍がご鎮座。晴れていると、手水舎の後ろに富士山が見えます。

社殿

主祭神は、木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)
延暦十二年(793年)、征夷大将軍坂上田村麻呂が東征の際、古吉田の地より、富士山に戦勝を祈願し大勝。大同二年(807年)神護を謝し、草創したのが始まりと云われている。
富士北麓の浅間神社の中で、富士山の下手にあった為、「下宮浅間」や「富士山下宮」と呼ばれ、以来「下宮さん」として地域に親しまれている。
明治に「小室浅間神社(おむろせんげんじんじゃ)」に改称。
(引用元:小室浅間神社HPより)

護良親王古墳

本殿横には「護良親王古墳」される一角。
南北朝時代、鎌倉で討たれた後醍醐天皇の息子、大塔宮護良親王の首級を葬った場所が、現在の神社のご神木カツラの根元だったと伝えられているらしい。

小室浅間神社のカツラ

『小室浅間神社』の御神木カツラ。富士吉田市指定天然記念物です。
樹齢は推定600年、樹高は約28mの古木で、本樹は根元より十幹に分岐しています。主幹があったと思われる部分に、小さな祠がありますね。

神馬

『小室浅間神社』は境内に「神馬舎」と「神馬馬場」がある珍しい神社。ここでは神事に使われる神馬が飼育されています。
毎年9月の例大祭「流鏑馬祭り」は、騎馬で的を射る流鏑馬とは違って、走った馬の足跡の形を見て吉凶を占う「馬蹄占い(ばていうらない)」などの珍しい神事が行われ、山梨県無形民俗文化財に指定されています。

パッと見たところ、6頭の神馬。どのお馬さんも温厚そう。
JRA(日本中央競馬会)が奉納したお馬さんらしいです。

気に入ったのは、この白い神馬。
実は2019年に参拝した時に出会っており、上の写真はその時のもの。今回は、近くで触れ合えませんでしたが、神馬舎にいた白い神馬が、このお馬さんなのかも知れませんね。

「浅間神社」巡りは、次回に続きます!

基本情報

〇新倉富士浅間神社
・住所:山梨県富士吉田市浅間2-4-1
・電話:0555-23-2697
・駐車場:あり
・HP:富士山と桜の宮 | 新倉富士浅間神社

〇小室浅間神社
・住所:山梨県富士吉田市下吉田3-32-18
・電話:0555-22-1025
・駐車場:あり
・HP:冨士山下宮小室浅間神社

アクセス

〇富士急行線『下吉田駅』
・新倉富士浅間神社:徒歩5分
・小室浅間神社:徒歩4分