こんにちは。横須賀市にある『鷹取山公園』に行ってきました。
『鷹取山公園』と言う公園の名が付いているのですが、標高139mの鷹取山と石の採掘場であった地形を活かした、冒険心くすぐる面白いハイキング・コースかと思います。公園に駐車場はありませんので、京浜急行線/追浜駅か、JR横須賀線/東逗子駅近くのコインパーキングの利用が良いと思います。
今回のハイキング・コース(2時間30分)
追浜駅⇒公園入口⇒磨崖仏⇒鷹取山展望台⇒神武寺⇒京急田浦駅
※神武寺・鷹取山ハイキングコースと呼ばれているコースかと思います。景色を見ながら、比較的ゆっくり歩いての時間です。
見どころ
鷹取山公園入口付近
公園の入口は閑静な住宅街の中を進んで行くと、入口を示す看板のある急な階段にたどり着きます。Google Mapには入口の表示は出ませんので、多少わかりづらいかもしれませんが、公園入口付近にはトンネルがありますので、そのすぐ近くです。写真は公園入口の階段を昇りきったところからのものです。見落としてしまいそうなくらい、ひと一人が通れるような狭い階段です。追浜駅からは徒歩20分くらいかと。
垂直に切り立つ岩の壁
公園入口の階段を昇ると、程なくして垂直に切り立つ岩の壁にたどり着きます。大昔の要塞跡のようにも見えます。昭和初期頃までは石の採掘場だった為、このような奇異な地形になったとの事ですが、冒険心を掻き立てられる風景ですね。
周りを垂直な岩場で囲まれているので、見上げるとこんな感じです。『鷹取石』として、昔は有名だったがコンクリートなどの登場により、徐々に衰退していったとの事です。
垂直に切り立つ岩場
岩の壁にある無数の穴はロッククライミングの練習で打ち込まれた跡のようですが、『鷹取山公園』での岩登りは禁止。但し、鷹取山安全登山協議会指導員の指導に従い、決められた事項を遵守、かつ、鷹取山安全登山協議会への登録をした場合は、ロッククライミングを許されるようです。
磨崖仏
両側に垂直の岩の壁がある細い道を抜けると、急に『磨崖仏』が出現します。高さが約8mもある巨大石仏です。追浜方面から『鷹取山展望台』を目指して歩いて行くと、本当に急に現れるからビックリしますよ。
奇異な岩場が続々と現れるので、ハイキングしていて非常に楽しい。今日も朝7時くらいから歩いていますが、全長2時間30分のハイキングなので、朝の運動としてはちょうど良いです。
鷹取山頂上直下から展望台を望む
ロッククライミングの練習をされている方がいました。垂直に上っていけば、頂上の展望台にたどり着きます。
展望台
展望台からの眺望
展望台までの道は整備されています。頂上直下から階段があり、展望台まで1分もかかりません。360度パノラマの眺望で、見晴らしは非常に良いです。
くさり場
鷹取山~神武寺間のハイキングコースに一ヶ所、くさり場があります。すごい高所のくさり場ではありませんが、小さいお子さんにとっては多少難所かも知れません。
くさり場を過ぎ、しばらく歩くと森の中に何かの石碑が建っている場所にたどり着きます。ここまで来ると、『神武寺』はもうすぐです。
神武寺の楼門
神武寺の薬師堂
境内
神武寺の薬師堂は神奈川県重要文化財に指定されています。山中にある境内にいい感じに苔が生え、厳かな雰囲気をつくりだしていました。
基本情報
・山号:醫王山(いおうざん)
・院号:来迎院
・宗派:天台宗
・本尊:薬師三尊
・創建:神亀元年(724年)
・住所:神奈川県逗子市沼間2-1402
・電話:046-871-4565
・公式HP:https://www.jinmuji-kanzoin.com/
神武寺のなんじゃもんじゃ
かながわの名木100選に選定されている『神武寺のなんじゃもんじゃ』です。
樹齢推定400年、樹高は約20mの古木・名木です。
鐘楼堂
神武寺の鐘楼堂は『逗子八景』のひとつとの事。また、神武寺と鷹取山は『かながわの景勝50選』にも選定されています。
切通し
神武寺客殿に行く途中の切通しです。垂直な岩場と桜のピンク、木々の緑が絵になっており、写真を一枚。
ここでハイキングは終了、神武寺から京浜急行線『京急田浦駅』まで徒歩35分くらいです。散り始めている桜を見ながら帰途につきます。
基本情報
・名称:鷹取山公園
・住所:神奈川県横須賀市湘南鷹取3-3
・電話:046-822-8333
(環境政策部公園管理課)
・HP:鷹取山公園|横須賀市
アクセス
〇磨崖仏⇒神武寺
・京浜急行線
『追浜駅』より徒歩22分
※バス『たかとり小学校』下車徒歩10分
〇神武寺⇒磨崖仏
・JR横須賀線
『東逗子駅』より徒歩20分
Google Map