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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【神奈川県三浦市 盗人狩】迫力の岩壁と奇岩を見ながら『三浦・岩礁のみち』海辺のハイキング

盗人狩

こんにちは。神奈川県三浦市にある『三浦・岩礁のみち』を通って『かながわの景勝50選』にも選定されている『盗人狩(ぬすっとがり)』に行ってきました。
『三浦・岩礁のみち』は環境省の構想に基づき、関東の1都6県が整備している総延長1,799㎞の自然歩道『関東ふれあいの道』のひとつです。『三浦・岩礁のみち』は、宮川湾から大浦海岸付近までを海辺の岩場を歩く、総距離10.3㎞のコースですが、今回は『宮川公園』を出発し、宮川湾⇒盗人狩⇒毘沙門湾を通って『宮川公園』に戻る約4.5㎞のハイキングです。

見どころ

宮川公園

宮川公園

宮川公園展望台からの眺望

宮川公園

風力発電の風車が、この地域のランドマーク的存在にもなっている『宮川公園』。海近くの高台にある『宮川公園』には展望台もあり、宮川湾を一望する事が出来ます。沢山のヨットが係留されていますが、ここは「みうら・宮川フィッシャリーナ」と呼ばれる停係泊施設。「みうら・宮川フィッシャリーナ」の入江に沿った岩場が『三浦・岩礁のみち』のルートでです。『宮川公園』から直接繋がってはいませんので、まずは、宮川港を目指して歩いて行きます。 

『関東ふれあいの道』の道標

『宮川公園』から「宮川港」「みうら・宮川フィッシャリーナ」 まではおおよそ徒歩15分くらい。Google Mapだと徒歩17分の表示でした。要所要所に『三浦・岩礁のみち』の道標がありますので、迷う事はないかと。

宮川大橋

『宮川公園』から「宮川港」「みうら・宮川フィッシャリーナ」に行くルートとして、公園前を走る「神奈川県道215号・上宮田金田三崎港線」を三崎方面に向かい歩いていくとすぐに「宮川大橋」に差し掛かります。橋を渡り切った所を右折、宮川町バス停の先に、宮川港まで下って行く道があるので、そこを右折。この右折する所に「三浦・岩礁のみち」の道標が建てられています。道を下っていくと、程なく、先程渡ってきた「宮川大橋」の下を通って、宮川港へ。
橋を渡っていて、気づいたのは地図上は「宮川大橋」となっているのですが、『宮川公園』側から順番に「宮川大橋」「宮川小橋」「宮川橋」との3つの名称がありました。これはどうしてだろう?

『三浦・岩礁のみち』入口

宮川港に到着し「みうら・宮川フィッシャリーナ管理事務所」まで歩いていくと、『三浦・岩礁のみち』の道標を発見。ここから先は、岩場を通って『盗人狩』を目指します。

〇ルート
みうら・宮川フィッシャリーナ ⇒ 観音山 ⇒ 千畳敷 ⇒ 盗人狩 ⇒ 毘沙門湾 ⇒ 宮川公園

みうら・宮川フィッシャリーナ

『宮川公園』展望台から見下ろしていた「みうら・宮川フィッシャリーナ」到着。プレジャーボートの係留場への桟橋脇から入江に沿って進んで行きます。

長閑で抜群の景観の係留場ですね。

つい先程まで居た『宮川公園』の風車を遠くに望みます。展望台も視認できますね。

『宮川公園』展望台から見た時、こんもりしていた小さな山で『観音山』と呼ぶらしい。

『観音山』の脇を抜けて行きます。若干登りの岩場である為、V字の谷間の向こうが、どうなっているのか、高まる期待感。

『三浦・岩礁のみち/関東ふれあいの道』の道標を発見。今回のコースのちょうど中間点あたりでしょうか。『盗人狩』まではあと600m。

観音山と千畳敷

観音山と千畳敷。観音山の反対側は岩壁ですね。それにしても、平らな岩礁が見事に開けた開放感たっぷりの場所です。遠くに城ヶ島を望む事が出来ます。

ここから『盗人狩』まで、迫力の岩壁と奇岩が楽しめるルート最大の見どころに入って行きます。

切り立った崖、洞窟のような穴など、冒険心を掻き立ててくれる”岩礁のみち”です。要所要所にコンクリートで道が整備されいます。ただ、場所によっては満潮の時、通れなくなる箇所もあるので注意。

遠くから見た時にも気になっていたアポロチョコのような三角の”奇岩?””奇岩山”が近づいてきました。あそこを回りこめば『盗人狩』が見えてきます。

この一帯は黄色い花が咲く”お花畑”が広がっていました。ゆったり出来そうな場所です。岩壁の洞窟のような穴が迫力ありますね。

 ”三角の岩山”の目の前まで来ました。

振り返って、通ってきた『三浦・岩礁のみち』を眺めます。なかなかの絶景ですね。赤と白のタワーは、三浦地域資源ユーズ株式会社の鉄塔との事。「地域再生計画」と「バイオマスタウン構想」の実現を目指す会社らしい。

”三角の岩山”のすぐ横を通過します。迫力の岩壁です。

侵食された岩場が絵になります。驚くような景色が多く、歩いていて楽しくなるようなコースかと。

盗人狩

コース最大の見どころである『盗人狩(ぬすっとがり)』到着。三方を岩壁に囲まれたすごい地形ですね。『かながわの景勝50選』に選定されるだけの事はあるかと。
『盗人狩』とは、昔、盗賊が追われて、この山の端まで来て下を見ると、恐ろしい断崖に、身震いして足がすくんで動けなくなり、たやすく捕まったと言う云われから来ている名称との事。
尚、Google Mapに『三浦・岩礁のみち』は道なき道なので登録は無いらしく、『盗人狩』に行先設定すると『盗人狩』の断崖の山の上にある『宮川公園』近くの畑に案内されます。草木が生い茂っている為、『盗人狩』を見下ろす事はできません。『盗人狩』は、宮川港もしくは毘沙門漁港から『三浦・岩礁のみち』を通ってしか行けません。

『盗人狩』に架かる橋を通過してすぐの所。満潮時には橋が水没するくらい潮位が上がるかもしれないので注意。

毘沙門湾付近

毘沙門漁港のすぐ近くの風景。『宮川公園』まではあと1.2㎞くらいです。景色を見ながら、ゆっくり歩いて1時間40分程度のミニ・ハイキング。朝の少し長い散歩にはちょうどいい長さでした。清々しい気持ちになる『三浦・岩礁のみち』、海辺のハイキングにお勧めです。

burariwalking.hatenablog.com

基本情報

・名称:盗人狩(ぬすっとがり)
    三浦・岩礁のみち
・住所:神奈川県三浦市南下浦町毘沙門
・電話:046-888-0588
    三浦市観光協会

アクセス

〇京浜急行バス
『毘沙門天』バス停下車 徒歩20分

Google Map