ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【万葉公園(湯河原町)】散策路から滝を満喫できる温泉街の公園

こんにちは。今回は神奈川県・湯河原町の温泉街にある『万葉公園』の散策です。
湯河原温泉街のシンボル的な存在でもある『万葉公園』は、「日本の歴史公園100選」にも選定されている公園。園内には、カフェや日帰り温泉施設が整備されており、マイナスイオンたっぷりの滝が流れ落ちる散策路やテラスもあります。入園は無料、見学は自由です。

案内図

『万葉公園』は千歳川沿いにあります。
駐車場は数か所ありますが、「玄関テラス」近くと日帰り温泉「こごめの湯」近くの駐車場は有料。「惣湯テラス」付近に無料で利用できる駐車場もあるようです。今回は「玄関テラス」に一番近い「万葉公園第二駐車場」に車を停めて、「玄関テラス」から「惣湯テラス」まで散策します。

玄関テラス

1階にカフェと観光ステーションのある「玄関テラス」。建物の手前には開放的なウッドデッキが広がっています。夜は丸いランプが点灯するので、雰囲気ありそう。

足湯

「玄関テラス」建物の横には”足湯”。

文学の小径と川のみち

公園の散策ルートは色々ありますが、「玄関テラス」下にある、このトンネルを通って、「川のみち」を進むのがおすすめ!川沿いの散策路を進むのが「川のみち」で、山の中腹を進むのが「文学の小径」。滝が流れ落ちているので、暑い夏の日には涼を求められますよ。「川のみち」と「文学の小径」は「惣湯テラス」の少し手前で合流します。

トンネルを抜けると、川のほとりに辿り着きますが、真夏の30度超えの”あぢぃ~”って感じの猛暑が、ビックリするくらい、”すずしぃ~”にガラリと変わります!木陰の水辺ってスゴイ!

眼の前にど~んと現れた滝。名のある滝ではありませんが、かなりの水量があり、マイナスイオンに満ち溢れていますよ!

トンネルを出てきた先は、赤い橋の下。川沿いの散策路「川のみち」はこんな感じです。

赤い橋の上から、滝を眺めてみました。小さい滝ながらも、落差があるので意外にも迫力があります。

散策路を進むと、すぐ先にもう一つの滝。

構造的に2段になっている滝みたいですね。2段目の岩にあたって広がりながら、川に流れ落ちています。マイナスイオンはマックス!

川のせせらぎを聞きながら、散策路をさらに奥へ。

川の向こうに、何やら碑が建っているのが気になり、写真を一枚。
苔が綺麗なエリアです。

川沿いのテラス

川沿いの散策路には、ところどころに休憩スペースが設けられています。まったりできそうですね。

途中、「川のみち」をはずれて、園内に鎮座する二つの神社の参拝へ。石畳の散策路、苔むした石の階段がいい雰囲気。

狸福神社

「狸福神社」に到着。
神社の由来を見ると、「湯河原温泉」はタヌキが発見したと伝えられているのが面白いですね!

溢れんばかりの1円玉で埋め尽くされている祠。こんな祠、たまに見掛けますよね。今の時代、1円玉は銀行に預けるのに1円玉以上の手数料が必要。1円玉のお賽銭はご遠慮下さいの貼紙のある神社もありますが、この小さな祠の1円玉は、ずっとこのままなのかな。ちなみに、ここは縁結びのご利益があるのだそう。夫婦愛が強い生き物なので、縁結びと言う事か…。

境内には3体の”タヌキ”の石像。湯河原町の”ゆるキャラ”も「ゆたぽんファイブ」と呼ばれる5匹のタヌキのキャラクターです。ゴレンジャーみたいなタヌキなので、興味ある方は、湯河原公式ホームページを覗いてみて下さい。
ゆがわら戦隊ゆたぽんファイブホーム - 四季彩のまち湯河原公式ホームページ

熊野神社

そして、もう一つの神社「熊野神社」。「湯権現」と呼ばれ、温泉の神様として地元の方から厚く信仰されてきたようです。

太子堂

鳥居に横にある「太子堂」。

御祭神は、天照皇大神 ( あまてらすすめおおみかみ )、伊弉諾神 ( いざなぎのかみ )、伊弉冊神 ( いざなみのかみ )。由緒など詳細は不明です。「湯河原」は、源頼朝ゆかりの温泉として知られているくらい昔からあったようなので、その頃から、何かしらの神社は存在していたかも知れませんね。

独歩の碑

湯河原ゆかりの詩人・小説家の国木田独歩の碑を発見。国木田独歩のみならず、多くの文人・画家に愛された温泉地の湯河原。さっきまで歩いてきた遊歩道が「文学の小径」と命名されているのは、この事らしい。

惣湯テラス

2021年にオープンした「惣湯テラス」。もともと足湯温泉施設だった「独歩の湯」をリニューアルして、露天風呂などの温泉やダイニング、ラウンジを備えた日帰り温泉施設になりました。ラグジュアリーな雰囲気が楽しめる、ちょっと高めの温泉施設で、ホームページを見ると利用対象年齢も中学生以上、グループ利用も4名まで。食事ありプラン(6,500円~)と食事なし(3,300円~)から選択するようです。(2023年9月時点)

ぶらり立ち寄って散策するも良し、日帰り温泉施設を利用して、ゆったりするも良しの『万葉公園』のご紹介でした。

基本情報

・名称:万葉公園
・住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮上704
・電話:0465-43-7830
・入園:見学自由
※玄関テラス営業時間/10時~17時30分、定休日/第2火曜日
※惣湯テラス営業時間/10時~最終入館16時30分(平日)、10時~最終入館18時(土日祝)、定休日/毎週水曜日と第2火曜日
※2023年9月時点        
・駐車場:あり(有料&無料)
・HP:四季彩のまち湯河原公式ホームページ トップページ
・アクセス
-JR「湯河原駅」から不動滝・奥湯河原行きバスにて落合橋下車すぐ