こんにちは。久しぶりの『江の島』散策。
いつもは、早朝の神社参拝のみの散策なのですが、今回は、有料施設『江の島岩屋』『サムエル・コッキング苑/江の島シーキャンドル』も巡ってみました。
青銅の鳥居
参道入口に立つ、1821年寄進の古い「青銅の鳥居」。ここから散策スタートです。
江の島弁財天仲見世通り
ニュースでも見ましたが、今年のGWの『江の島』は滅茶苦茶の混雑。コロナが落ち着きかけている背景もあり、スゴイ人出になったのでしょう。普通の週末も混むのですが、朝8時前はお店も開いていないので、人はほとんどいません。
大鳥居
仲見世通りを抜けると、大鳥居前に到着。
鳥居越しに見る「端心門」は、定番の構図ながら、素晴らしい風景。
端心門
龍宮城を模した楼門「端心門」。
江島神社「辺津宮」から江の島頂上の『サムエル・コッキング苑・江の島シーキャンドル』までは、徒歩15~20分程度ですが、階段が沢山あります。普段あまり歩かない方は苦戦するかも知れませんね。
ちなみに有料になりますが「エスカー」と呼ばれる「上り専用・有料エスカレーター」を利用する選択もあり。大人1名360円(2022年5月時点)
辺津宮
日本三大弁財天のひとつである『江島神社』は、「辺津宮(へつのみや)」「中津宮(なかつみや)」「奥津宮(おくつみや)」の三社で構成されます。
まずは、田寸津比賣命を祀る(たぎつひめのみこと)を祀る「辺津宮」を参拝。
銭洗白龍王
「辺津宮」境内の”銭洗いの池・白龍池”に佇む「銭洗白龍王」。金運財運アップのパワースポットとして知られており、霊水でお金を清めます。
中津宮
「辺津宮」から徒歩3~5分程度、「中津宮」に到着。
市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。朱塗の社殿が印象的。
「中津宮」の見どころの一つでもある境内からの眺望。気持ちの良い境内です。
木々の間から、遠くに見える「江の島ヨットハーバー」がなかなかの絶景!
「奥津宮」に行く途中に『サムエル・コッキング苑・江の島シーキャンドル』がありますが、まずは「奥津宮」「江の島岩屋」を観た後、最後に立ち寄る事にします。
江の島シーキャンドル
「奥津宮」へ行く途中の高台から『江の島シーキャンドル(展望灯台)』を遠望。
奥津宮
「中津宮」から徒歩10分程度、「奥津宮」到着。この鳥居は源頼朝が寄進した鳥居と伝えられているそう。台風により破損した為、一部補修されているみたいです。
弁財天3姉妹の一番上の姉神・多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)を祀る「奥津宮」。拝殿両側に置かれた”大きなしゃもじ”みたいなのがいいですね。
八方睨みの亀
拝殿の天井に描かれた、どこから見ても目が合う「八方睨みの亀」。弁財天のお使いと言う事で、亀なのだろうか。
龍宮
「奥津宮」の隣りにある龍神大神を祀る「龍宮(わだつのみや)」。
江島神社の崇敬者の方たちによって建てられたお宮なのですが、屋根の上に佇む巨大な龍神様は、いつ見ても大迫力!江島神社発祥の地・岩屋本宮の真上に位置するせいか、江島神社・最大のパワースポットとも言われています。
稚児ヶ淵
「江の島岩屋」途中にある「稚児ヶ淵」。「かながわの景勝50選」にも選定されている沈む夕日が綺麗な場所です。
岩屋橋
「江の島岩屋」まで続く赤い橋「岩屋橋」。
過去、台風被害により、橋が倒壊、何度も閉鎖されました。現在の橋は、2020年災害復旧工事により、新しく架けられた橋です。
少し離れた海岸から『江の島岩屋』を眺めてルート全体を確認。
『江の島岩屋』は奥行き152mの「第一岩屋」と奥行き56mの「第二岩屋」からなる海食洞窟。「第一岩屋」から、一旦、外に出て橋を渡り「第二岩屋」へと向かいます。
江の島岩屋
『江の島岩屋』入口に到着。
見学は有料、江の島信仰発祥の地と云われる場所です。(一般・中学生以上/500円、小学生200円 2022年5月時点)
「第一岩屋」では、ロウソクを片手に洞窟を進んで行くので、ちょっとした探検気分を味わえます。尚、ロウソクは無料で借りられ、洞窟の途中で係の人が手渡してくれます。
洞窟を進んで行くと、道が二手に分かれており、観覧順序の案内板。
通路脇には奉納された石像群。
二手に分かれた道の左側の突き当り。
説明板によると、暗闇の穴の先は、富士山の氷穴にまで続いていると云われているそう。誰が名付けたのか”日蓮上人の寝姿石”。
二手に分かれた道の右側の突き当り。ここが”江島神社の発祥の場所”です。
「第一岩屋」の出口付近。岸壁に空いた海食洞から海が見えるナイスビューポイントですね。
「第一岩屋」を抜けて「第二岩屋」へ。
第二岩屋
「第二岩屋」入口。「第一岩屋」に比べると短めの洞窟です。
洞窟の突き当りは、ライトアップされた、何やら妖しい雰囲気。
ライトで妖しく照らされた洞窟の奥には「龍神様」が御鎮座!
龍の鳴き声であろう”ゴーっ”と言う低音と赤や青に変化するライトアップが、雰囲気を盛り上げます。
この「龍神様」は江の島の「龍神伝説」に基づいたもの。この地に棲みつき、災いをもたらした「五頭龍」と呼ばれる龍は、江の島誕生の時に舞い降りた天女に惹かれ、求婚するも素行の悪さから拒否、その後、改心し、ようやく結婚できたとの伝説です。
『江の島岩屋』見学を終え、『サムエル・コッキング苑』へ向かいます。
サムエル・コッキング苑 案内図
『サムエル・コッキング苑』到着。
貿易商サムエル・コッキング氏が、明治15年(1882年)に造り上げた庭園の跡で、元々、植物園だった場所を2003年にリニューアルオープン。
入苑は有料で、大人(中学生以上)200円、苑内の『江の島シーキャンドル』見学は、別料金で大人(中学生以上)500円。
入口付近の花壇には季節の花々がいっぱい。
和洋折衷の庭園で、写真は、藤沢市と姉妹友好都市である、中国・昆明市の中国式のあづまや。
藤沢市が米・マイアミビーチ市と姉妹都市提携を結んでいる事から、こんなエリアもあります。ウッドデッキから遠望する海が綺麗です。1960年前後、藤沢市の海岸を観光地としてPRする為のキャッチフレーズが「東洋のマイアミビーチ」だったそう。今でもそうなのかな。
マイアミビーチ・エリアに向かいにあるカフェ「LON CAFE」。
日本初のフレンチ・トースト専門店として、2003年にオープン。
サムエル・コッキング温室遺構
お洒落なガラス張りの建物の中には、観葉植物の展示、写真や映像によるコッキング氏の功績紹介もされています。
この方が、サムエル・コッキング氏らしい。
現存するレンガ造りの温室遺構。ガラス張りの建物と繋がっており、遺構の中に入る事もできます。
5月は、温室遺構まわりの庭園にはバラがいっぱい!
バラの咲く庭園の向こうには『江の島シーキャンドル』。
広い庭園をまったり散策。庭を飾る小物がいいアクセントです。
お洒落な器の中の多肉植物。癒されますね。
ちょっと大きめのガラス製”シーキャンドル”が庭園を引き立てます。
流木や木のプランターに入れられた多肉植物のディスプレイが目を楽しませてくれます。
江の島シーキャンドル
さて、『江の島シーキャンドル』に上ってみます。高さ約60mの展望灯台です。ガラス張りの展望フロアと、さらにその上には屋外展望台もあります。
「屋外展望台」からの眺望。天気が良く、風の無い穏やかな日は「屋外展望台」がおすすめです。
「江の島大橋」と「江の島弁天橋」方面を遠望。
眼下に広がる「江の島岩屋」。
上りはエレベーターでしたが、下りは、階段を利用してみます。高所が苦手な方は怖い所かも知れません。50m程のらせん階段を一気に下ると目が回りそうです。
『江の島』は定期的に行きたくなる神奈川の観光名所ですが、日によっては混み具合が半端ないので、やはり”空いている日・空いている時間”狙いですね。
基本情報
〇江島神社
・住所:藤沢市江の島2-3-8
・電話:0466-22-4020
〇江の島岩屋
・住所:藤沢市江の島2
・電話:0466-22-4141
・営業時間:9~16時(季節により変動)
・入場料:有料
-一般(中学生以上):500円
-小学生:200円
〇サムエル・コッキング苑
・住所:藤沢市江の島2-3-28
・電話:0466-23-2444
・営業時間:9~20時
・入場料:有料
-一般(中学生以上):200円
-小学生:100円
※江の島シーキャンドル入場料
-一般(中学生以上):500円
-小学生:250円
※2022年5月時点
アクセス
〇小田急江ノ島線
『片瀬江ノ島駅』下車
〇江ノ電
『江ノ島駅』下車
〇湘南モノレール
『湘南江の島駅』下車
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