
こんにちは。東京・日野市にある『京王百草園』の散策録です。
京王電鉄が管理する観光庭園で日野市の指定史跡・名勝です。明治時代に青木角蔵という地元出身の生糸商人がこの地にあった廃寺・松連寺の寺跡を買い取り、その庭園を『百草園』と名づけたことがはじまりのようです。四季折々の花々が楽しめる庭園ですが、特に早春は、約50種類500本以上の梅の花が咲き乱れる「観梅の名所」として多くの梅見客が訪れます!
梅まつり

梅の開花にあわせて毎年恒例の「梅まつり」が開催されます。2026年は2月7日から3月8日まで。
砂土地蔵尊

京王線「百草園駅前」南口前を通る川崎街道を高幡不動方面に100mほど進み左折、「百草園通り」に入っていきます。子育て・安産のお地蔵様「砂土地蔵尊」を右手に見ながら、『京王百草園』入口までのハードな⁉道のりのスタートです!
旧松連坂

「砂土地蔵尊」から若干勾配のキツイ坂道を上っていくこと約200m、「あとひといき」の看板がありますが、本当にキツイのはこれから…。
百草園名所 激坂


「あとひといき」の看板からさらに進むと『百草園』の大きな看板前に到着。”あと130m”と書かれていますが、ここからが”胸突き八丁”の急な坂道の始まりなんです!ものスゴイ急勾配の坂で、ネットで調べてみると斜度が最大24~25度もある有名な”激坂”らしい!ある意味『百草園』の名所ですね!
『百草園』入口まで手すりが設置されているので、お年寄りの方は、それにつかまりながらながら一歩一歩、まるで富士登山で列をなして登るように頑張られていました!しんどそうな方は「聖蹟桜ヶ丘駅」または「高幡不動駅」からタクシーを使われるのが良いかも知れません。
百草園 正門入口


”激坂”を上り切るとすぐに『百草園』の正門入口があります。入園は有料で大人500円(2026年2月時点)
園内案内図

『京王百草園』は山の斜面につくられた庭園です。正門から「松連庵」「心字池」までは上り階段、または坂道の散策路。一旦平地になりますが、「見晴台」までは再び未舗装の山道を上っていきます。長い散策コースではありませんが、履きなれた運動靴で散策されるのが良いかと。

園の中央には、こんな感じの石段が続いています。



訪れたのは2月中旬。全体的には6分咲きくらいでした。早咲きの品種は満開もしくはピークを少し過ぎた感じ。2月下旬が全体のバランスとしてはベストな状態かもしれませんね。

石段をそれて、梅の木の下に咲くスイセンのエリアへ行ってみます。


もう見頃は過ぎたと思っていたのですが、まだ元気よく咲いていました!




恐らく、今がちょうど見頃なんでしょうね。斜面に植樹されており、いい眺めです。梅そっちのけで見入ってしまいました!


途中にあった茅葺や和傘のデザインのあずまや。趣がありますね!
寿晶梅




階段を上り切ると茅葺屋根の「松連庵」。そしてその前には樹齢300年以上といわれる梅の木「寿晶梅」。江戸時代、「松連寺」を再建した小田原城主大久保候の室であった寿昌院慈岳元長尼が、徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のため、自ら植えたと伝えられています。



「松連庵」まわりの梅はちょうど見頃を迎えていました!


紅梅と赤い和傘。休憩にも撮影にも良い”映えスポット”です!
松連庵



江戸時代にあった「松連寺」の名前にちなんで命名された「松連庵」。「梅まつり」のイベントとして、ひな人形・つるし雛展が開催されています。
つるし雛




「つるし雛」は江戸時代後期から伝わる風習で、発祥の地は静岡の伊豆稲取温泉なのだそう。特別に裕福ではない一般の家で、雛人形は高価だったことから、小さな人形をつくって、それを皆が持ち寄って吊るした事が「つるし雛」の始まりらしい。





気に入ったものを何点かピックアップしてみました。どれも可愛らしい!


部屋の中にはひな壇や生け花のディスプレイ。


見ればみるほどイソギンチャクみたいな花・マンサク。庭園の片隅に咲いていました。日を浴びて煌めいていますね!



枝垂れ梅もほぼほぼ満開!
心字池



「心字池」にはカモが2羽泳いでいました。つがいのカモなのかな。

「心字池」に架かる橋を渡ります。
子育地蔵尊


渡った先には小さな祠「子育て地蔵尊」。
見晴台

そして『京王百草園』で一番高い場所「見晴台」に到着!標高は140mあるそうです。
見晴らし台からの眺望


「見晴台」から「東京スカイツリー」を確認できました!

「見晴台」の西側からは、晴れていれば富士山も見えます!


最高の絶景が「見晴台」直下の眺め。「松連庵」の茅葺屋根が白と紅色の梅の花の海に浮かんでいるみたいです!
神社門

最後に『京王百草園』に隣接する「百草八幡神社」を参拝。園内から直接行ける「神社門」を通って境内へ。『百草園』から入場された方は拝観後、再入場できます。
百草八幡神社

「神社門」をくぐっていくと拝殿横に出ます。

一旦、鳥居まで下って行って参拝開始。

御祭神は、誉田別命(ほんだわけのみこと)、気長足姫命(おきながたるひめのみこと)、武内宿禰(たけうちのすくね)、源義家(みなもとよしいえ)。
創建年代は不詳ですが、狛犬に天平の文字があることから古い社と思われ、源頼義が康平5年(1062年)に再興したと伝えられています。
百草のシイノキ群


古木と思われる立派な御神木があり、境内から『百草園』の裏山にかけて群生しているスダジイ、シラカシ、アラカシ等は「百草のシイノキ群」と呼ばれ、市指定天然記念物なのだそう。


今回は早春の梅の花咲く『京王百草園』のご紹介でした。
2月下旬から3月上旬までは、見頃が続きそうなので梅見のお散歩に行かれてはいかがでしょうか!
基本情報
・名称:京王百草園
・住所:東京都日野市百草560
・電話:042-591-3748
・営業時間:9時~17時
・休園日:水曜日
※祝日の場合は翌日、年末年始
※催事期間中は無休
・入園料:大人500円,小人100円
※2026年2月時点
・駐車場:なし
※近隣コインパーキング利用
・アクセス
-京王線「百草園駅」徒歩10分
-京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」、「高幡不動駅」からタクシー10分








