こんにちは。横浜市金沢区にある『称名寺』の紅葉を見に行ってきました。
『称名寺』は「称名寺市民の森」と呼ばれる緑豊かな森林公園の中にあるお寺です。『称名寺』の最大の見どころは、何と言っても「浄土式庭園」。国の史跡に指定されている池を中心にし、橋や小さい島を配置した境内は、風情ある景色の極みかと。今回は紅葉真っ只中の『称名寺』の朝を散策します。
概要
・山号:金沢山
・宗派:真言律宗
・寺格:別格本山
・創建:1258年(推定)
・本尊:弥勒菩薩
見どころ
赤門
『称名寺』は北条実時が開基、金沢北条一族の菩提寺として、鎌倉時代に発展、「浄土式庭園」を持つ寺院です。
京浜急行線「金沢文庫駅」、金沢シーサイドライン「海の公園柴口駅」どちらからも徒歩15分程度。住宅街の奥にある森林公園の一角に位置しているので、特に「金沢文庫駅」から歩いて行くと、少し狭い道路をずっと進んだ後、入口である「赤門」に辿り着く感じです。
「称名寺」に駐車場はありませんので、車の場合は、近隣のコインパーキングを利用する事になりますが、「称名寺」周辺の道路は狭く、『称名寺』すぐ近くのコインパーキングは小規模なものが多いので、多少歩く事になりますが「金沢文庫駅」「海の公園柴口駅」近くのコインパーキングに駐車するのが良いかもしれません。
仁王門
赤門をくぐり、仁王門への参道を歩いていきます。春には桜が綺麗な桜並木の参道です。赤門から150m程で、仁王門に到着。文政元年(1818年)建立で、仁王像は神奈川県の重要文化財に指定されているとの事。歴史を感じさせる堂々たる佇まいです。
浄土式庭園
広い境内には、阿字ヶ池と呼ばれる大きな池があります。池の真ん中に小さな島を配置し、その島と池の端をつなぐ赤い橋が架けられ、橋を渡り切ると極楽浄土に辿り着くようになっています。こうした庭園の形式を「浄土式庭園」と呼ぶそうです。アーチ型の橋は「反橋」、真ん中の島は「中島」、本堂への橋は「平橋」と呼ばれています。重要文化財「称名寺絵図」に基づいて、1987年に復元された境内との事。尚、現在の橋は、2007~2008年に架け替えられたものらしい。
静かな池の水面に映るイチョウが素晴らしい。風が吹いていないので、水面がまるで鏡のようです。
『称名寺』の紅葉は、例年11月中旬から下旬が見頃。朝早いので人も少なく、池のまわりをゆっくり歩きながら、紅葉したイチョウが朝日に照らされて煌めいている様をしばし鑑賞。
金堂
釈迦堂
金堂と茅葺屋根に趣がある釈迦堂。現在の金堂と釈迦堂は、1800年代に建てられたものらしい。鎌倉幕府が滅び、一旦『称名寺』も衰退していくが、江戸時代に復興、その頃の建物が現存しているのですね。
基本情報
・名称:金沢山 称名寺
・住所:横浜市金沢区金沢町212-1
・電話:045-701-9573
・駐車場:無し
※近隣のコインパーキング利用
アクセス
〇京浜急行線
『金沢文庫駅』より徒歩15分
〇金沢シーサイドライン
『海の公園柴口駅』より徒歩15分
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