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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【本龍院(待乳山聖天)】大根がお供えされる浅草のお寺

こんにちは。今回は東京・台東区にある『本龍院(待乳山聖天)』の参拝録です。
隅田川沿いの「台東区立隅田公園」の向かいにあり、浅草・雷門からも徒歩15分ほどの浅草寺一山のお寺のひとつです。小さなお寺なのですが、大根をお供えする変わった参拝方法で知られているせいか、参拝客・観光客に密かに人気なのかも知れません。朝早い時間帯に参拝すれば、無料の「お下がり大根」がもらえるかも知れませんよ!

待乳山聖天

『本龍院』は聖観音宗のお寺で、山号は待乳山。本尊は歓喜天と十一面観音。
推古天皇の時代に、地中から突然湧き出てきた霊山(待乳山)に金龍が天から降りて、霊山を廻って守護したと伝えられており、それから6年後、この地域に干ばつが発生した時、十一面観世音菩薩が眼を開き、大聖歓喜天の姿となり霊山に降臨、民を救ったのが『本龍院』の起源らしい。
歓喜天はゾウの頭を持つ神様ですが、ヒンドゥー教のガネーシャと関係あるのかな。

山門

山門は比較的新しめ。柱に彫られているのは天から降りてきた金龍ですかね。

境内

山門先の階段を上るとこんな感じの境内に到着。

大根と巾着

『金龍院』のシンボルである大根と巾着。聖天様の象徴なんですね!
大根は体内の毒や煩悩を浄化する作用があるといわれ、大根をお供えすることにより、聖天様が心を清めてくれるとの事。心身健康にしてもらい、良縁成就、一家和合のご利益、そして巾着は商売繁盛、事業繁栄などのご利益を表しているのだそう。
なお、本堂にお供えする大根は、額堂で授与されています。

水屋

「浴油祈祷」と書かれた看板がありますが、聖天像に油を注ぎながら祈る密教の修法の中で最上の祈祷らしい。聖天様独特の供養法なのだそう。

歓喜地蔵尊と二十八地蔵尊

子育て地蔵として信仰されている歓喜地蔵尊と明治から昭和にかけて奉納された二十七躰の地蔵尊、合わせて二十八躰の地蔵尊が祀られています。

本堂

お寺なのですが「聖天宮」の文字。お宮の扁額なんですね。十一面観音菩薩が、聖天様の姿になって待乳山に降臨したという云われなので、神仏習合的な信仰が現在まで続いてきたという事なんでしょうね。

本堂上にも大根の装飾がありました!

そして、本堂の右手には、お目当ての”大根が無料で頂けるコーナー”がありました!

お下がり大根

この無料で頂ける大根は「お下がり大根」。前日お供えした大根が”聖天様のおさがり”として配布されるんですね。これは有難い!平日でも参拝者は少なくないので、かなりの数の「お下がり大根」が出てくると思いますが、フードロス対策としていいですね!なるべく午前中の早い時間でないと無くなってしまう事もあるのでご注意。
なお、毎年1月7日には「大根まつり」が行われ、元旦からお供えされてきた大根をふろふきにして御神酒と共に、参拝された方々に振るまうそうです。

さくらレール(日本一短いモノレール?)

お寺には参拝用のモノレールがあるのが面白いんです!

参拝者用の駐車場の端のほうにある、赤い縦長の電話ボックスみたいなのが「さくらレール」です!ご高齢の方や足腰の弱い方のために駐車場と本堂を結ぶ、バリアフリー対策の乗り物なんですね!

本堂のある「待乳山」は高さ約10mの小山で、このモノレールの全長は20mほど。あまりに距離が短いため初見はビックリします!駐車場から本堂まで約1分ほどで到着。東京・北区「飛鳥山公園」に「アスカルゴ」と呼ばれる日本一短いモノレールがありますが、レール延長は48m。もしかしたら、「さくらレール」こそ、日本一かも知れませんね。スロープカーとも呼ばれているみたいで、恐らく都内では「アスカルゴ」と「さくらレール」の2ヶ所でしか見れない貴重な乗り物です!

定員は4名。エレベーターと同じ要領で、行先と開閉ボタンを押すだけです。途中の寺務所にも止まるので、「本堂」「寺務所」「駐車場」の3つ。20mほどしかない距離をゆっくり上っていく姿は、何となくシュールですよ!

最後は境内から眺め。こんな感じで「東京スカイツリー」がよく見えます!
今回は”大根のお寺”として知られている浅草のお寺『本龍院(待乳山聖天)』のご紹介でした。

基本情報

・名称:本龍院(待乳山聖天)
・住所:東京都台東区浅草7-4-1
・電話:03‐3874‐2030
・開堂時間:6:00~16:30
・駐車場:あり
・HP:待乳山聖天
・アクセス
‐銀座線・都営浅草線・東武スカイツリー線「浅草駅」徒歩10分