
こんにちは。今回は京都市上京区に鎮座する”スポーツの守護神”を祀る『白峯神宮』の参拝録です。もともと『白峯神宮』の建つ場所は、平安時代末期に和歌や蹴鞠(けまり)の師範を務めていた公家・飛鳥井家の邸宅の跡地。その飛鳥井家が守護神として代々祀ってきたのが”まりの神様”「精大明神」。現在ではスポーツの守護神として、球技はもちろん、スポーツ上達にご利益があるとして知られています。
鳥居と社号標



『白峯神宮』の御祭神は崇徳天皇、淳仁天皇。
121代孝明天皇は、保元の乱により流罪になった第75代崇徳天皇の御霊を慰め、京都に祀ろうとしたが叶わぬまま崩御、その後、明治天皇が、父である孝明天皇の遺志を継いで、慶応4年(1868年)、「飛鳥井家」の邸宅地跡に社殿を創建。明治6年(1873年)には、崇徳天皇同様、皇位をめぐる争いに巻き込まれて淡路島に流された第47代淳仁天皇も共に祀って御祭神としたのが『白峯神宮』のはじまりのようです。
神門


神門をくぐると正面に拝殿。
拝殿

左近の櫻 右近の橘


手水舎

手水舎から流れ出ている水は、飛鳥井家の屋敷内から湧き出ていた「飛鳥井」と呼ばれた名水らしく、平安時代に清少納言も「枕草子」の中で「飛鳥井」のことに触れたほど昔から存在している湧水なのだそう。
本殿


本殿前の賽銭箱の両脇に置かれた”大きな鈴”。重い鈴と軽い鈴の2種類あります。
重い鈴


どちらの鈴も「良く鳴る」=「良く成る」と言う事で、願いを込めながら鈴を持ち上げてガラガラと音を鳴らします。
軽い鈴


重い鈴も軽い鈴も参拝作法は同じみたいですね。重い鈴のほうがよく願いが叶うとか言うことは無さそうです。
鞠庭

例年4月と7月に平安装束に身を包んだ方々による「蹴鞠奉納」が執り行われ、平安時代に公家の間で行われていた「蹴鞠」が実際に披露される場所が、この「鞠庭」です。プレーしているところを見てみたいですね!
奉納ボール


サッカーボールやバレーボール、バスケットボール、野球など様々なスポーツのボールが奉納されています。バトミントンの羽根もありますね。サッカーの日本代表が使ったワールドカップ公式のボールなど有名チームや選手の方々の奉納ボールが所狭しと並べられています。
地主社


摂社の「地主社」。ここにまりの神様「精大明神」が祀られています!それにしても奉納されたボールがいっぱい!「スポーツの守護神」として広く知られているので人気なんですね。なお「地主社」には学業成就にご利益があるとされる「白峯大神」も祀られており、蹴鞠はいかにラリーが長く続くかが重要なポイントであることから、「ボールを落とさない」が「試験に落ちない」につながり、合格祈願の学生たちも多く訪れているみたいです。
潜龍社

地主社の隣りにある「潜龍社」は、昭和30年(1955年)に行われた火焚祭斎行中に炎の中より現れたとされる水神(龍神大神)を祀ったのが始まりなのだそう。家系にまつわる悪縁を断ち、盗難災難除、病気平癒などにご利益があるのだとか。
笑い龍

「潜龍社」鳥居の横には「笑い龍」。満面の笑みを浮かべている龍の口から水が流れ落ちていますが、どうやらここは「潜龍井」と呼ばれる湧水のようです。この龍の石像は「笑いは心の常備薬」を表現したものらしく、「笑う門には福来る」のように、悪縁を水に流し、笑いを忘れなければ願いは叶い寿福長命のご利益を授かれるということなのかな。
蹴鞠の碑(撫で鞠)

明治36年(1903年)に創立された「蹴鞠保存会」の百周年記念として造られたものらしい。碑の右側にある球体のものは、球技上達の「撫で鞠」。くるくると回す事ができる構造になっていて、球体の石鞠を一廻しして”球運”を授かるのだそう。修学旅行生にも人気の場所らしく、皆さん入れ替わり立ち替わり、石鞠を廻して祈願していました。
今回はスポーツの神様を祀る『白峯神宮』のご紹介でした!
基本情報
・名称:白峯神宮
・住所:京都市上京区飛鳥井町261
・電話:075-441-3810
・参拝時間:8時~17時
・駐車場:あり
・アクセス
‐烏丸線「今出川駅」徒歩8分