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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【洲崎神社】南房総神社巡り①~再起のご利益がある絶景パワースポット

こんにちは。千葉県館山市にご鎮座する『洲崎神社』参拝録です。
安房国一の宮である『洲崎神社』は、源頼朝ゆかりの神社。不思議な事に館山市には、安房国一の宮が二つあります。もう一社は「安房神社」。もともとは中世以降、「安房神社」が安房国の一の宮と位置づけられたようですが、江戸時代に松平定信が「安房国一宮 洲崎大明神」の扁額を奉納した事により、一の宮が二つ存在する事になったようです。

愛称「房総フラワーライン」で知られる千葉県道257号線沿い、洲崎灯台の近くにあります。入口に神社の看板が立っているので、すぐにわかるとかと。
『洲崎神社』の主祭神は、天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)、創建は神武天皇の治世の頃と云われています。

境内案内図

「随身門」先の長い階段を上り切ったところに社殿があります。まずは「浜の鳥居」と呼ばれる一の鳥居から参拝します。

浜鳥居

まずは、海岸近くに建つ「浜鳥居」を見に行きます。

鳥居越しに富士山が見える絶景スポットですが、この日は残念ながら確認できず。
鳥居近くの看板に貼ってあった写真を見ると、夕暮れ時にはダイヤモンド富士を拝める瞬間があるとの事。5月後半と7月中旬頃が、そのタイミングらしいですが、こんな素晴らしい瞬間に立ち会えたらご利益倍増ですね!

海岸を散策します。参拝したのは3月上旬の暖かな日。海岸をぶらぶらするには心地よい日でした。

テーブルやら椅子やら、色々な物があるのを発見。これは全部、神社が整備したものなのかな。

幸福の鐘

手づくり感満載の「幸せの鐘」。カップルシート?らしきベンチがいいですね。

澄んでいる時は、海の向こうはこんな感じで見えるんでしょうね。

出逢いの鐘

さらに手作り感満載の「出逢いの鐘」。上の籠にお賽銭をして、良い出逢いを祈願するのだそう。

カエルの置物が気になり、写真を一枚。例の”無事かえる”の意味かな。

御神石

大きさが2m以上ある「御神石」が祀られています。「御神石」の前にはまるで奉納されたような沢山の貝。その昔、役行者が飛来して、海上安全の為に一つをここ「洲崎」の地に、もう一つを神奈川県横須賀市・三浦半島にご鎮座する「安房口神社」に置いたと言う伝承があります。東京湾を守っているのですね。二つの御神石は、に向かいあって祀られており、”阿吽”の関係のようです。

再び、二の鳥居前。山の中腹まで延びている長い階段が印象的。

随身門

宮司さんは駐在していない神社らしく、御朱印は書置きのもので「随身門」内に無人の販売所があります。

厄祓坂

150段近くもある長い階段は「厄祓坂」と呼ばれています。遠くに海が見える参道はなかなかの絶景です。

拝殿

海上安全、恋愛、夫婦円満などにご利益のある『洲崎神社』ですが、石橋山の戦いに敗れた源頼朝公が、安房の地に逃れた際、『洲崎神社』を訪れ、源氏再興を祈念、見事に願い叶ったので、”再起”にご利益があるパワースポットとして知られています。

南房総神社巡りは次回も続きます!

基本情報

・名称:洲崎神社
・住所:千葉県館山市洲崎1344
・電話:0470-29-0713
・駐車場:あり(無料)