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ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【横浜 大佛次郎記念館】"猫づくし”の館へ行こう!

こんにちは。今回は、横浜「港の見える丘公園」にある『大佛次郎記念館』の散策です。横浜生まれの大佛次郎(おさらぎじろう)氏は、大正から昭和の時代に歴史小説、現代小説、ノンフィクション、童話など多岐にわたり活躍した作家。大衆小説「鞍馬天狗」、歴史ノンフィクション「パリ燃ゆ」などが有名です。
また、大佛次郎氏は大の猫好きとして知られ、館内にはたくさんの”猫グッズ”の展示があり、見どころのひとつになっています。

大佛次郎記念館

「港の見える丘公園」ローズガーデンの隣りに建つ『大佛次郎記念館』。
丸いアーチ型の屋根とレンガ造りの外観が目を引く洋館です。

現在開催中の企画展「JAZZが聞こえる 大佛次郎の昭和モダン」。

『大佛次郎記念館』併設のティールーム「霧笛」前の”猫ちゃんの像”。いつ見ても涼し気な表情をしていますね。
店名の「霧笛」は、大佛次郎の小説タイトルにちなんだもので、看板メニューの「チーズケーキ」は、大佛次郎の生涯の伴侶・酉子夫人のオリジナルレシピによるものなのだそう。

入口右側の”エジプト猫ちゃんの像”も健在。

館内入口

入館料は、高校生以上200円、中学生以下は無料。

コロナもだいぶ落ち着いてきたとはいえ、まだマスクは外せないみたいですね。

ガラス越しに差し込む光と床の装飾がいい雰囲気。
『大佛次郎記念館』HPによると、外壁・レンガタイルの赤、色ガラスの青、大理石の白は大佛次郎氏と縁のあるフランス三色旗の色調を表現しているとの事。

よく見ると、室内を照らすランプの上に猫ちゃんが!

陶器のタイプやら、クリスタルっぽいタイプやら、色々な種類の猫ちゃんたち。

大佛次郎

大佛次郎氏の若い頃の写真。
大佛次郎はペンネームなんですね。本名は野尻清彦。

スイッチョねこ

1階に、大佛次郎作の童話「スイッチョねこ」の絵本の原画が展示されていました。
「スイッチョねこ」は、大佛次郎氏が自身の「一代の傑作」と語る文章と、朝倉 摂氏が描く心和む挿絵が素晴らしい絵本の名作。挿絵が可愛らしく、何枚かピックアップしてみました。

童話「スイッチョねこ」は、あくびした拍子に、うっかり虫を飲み込んでしまった子猫の話。お腹の中から虫の鳴き声が「スーイッチョ!」と聴こえてくるので「スイッチョねこ」なんですね。

企画展・展示物

2階にある、企画展「JAZZが聞こえる 大佛次郎の昭和モダン」の展示室。

昭和初期の横浜・東京を舞台とする小説と大佛次郎と酉子夫妻のライフスタイルを通して、当時の音楽、映画、ダンス、食など”昭和モダン”をたどる内容になっています。

ショーウィンドウの中には、ところどころに猫の置物。大佛次郎氏が収集したグッズなのかな。

大佛次郎氏は、生涯500匹以上の猫を飼い、”猫は生涯の伴侶”と言うほど筋金入りの愛猫家だったようです。

書斎、ベッドルームを再現した部屋。ここにも”猫ちゃんグッズ”がいっぱい!

選りすぐりの猫の置物ですね。かなりの数の猫グッズ・コレクションを収蔵しているようなので、展示替えの度に置物が変わるのかもしれませんね。

開放的な空間の2階サロン。
ステンドグラスのような青いガラスから差し込む光が綺麗です。

サロンの奥にある展示スペース。季節毎に様々な装飾が楽しめます。今の時期はハロウィン飾り。

部屋の隅に展示されている「大佛次郎氏の像」。何となく、誰か芸能人に似ているような…。大佛次郎氏は割とイケメンですよね。

これは『大佛次郎記念館』のショップにあった”ガチャガチャ”で買ったお土産。
”猫づくし”と言う事で、猫ちゃん関連のガチャガチャも置いてありましたね。この”たい焼き”と”猫ちゃん”を合体させると…。

こんな感じになります!
”紫いもあん”のたい焼きに、幸せそうに抱き着く三毛猫ちゃんでした。

基本情報

・名称:大佛次郎記念館
・住所:横浜市中区山手町113
・電話:045-622-5002
・営業時間:10~17時(10~3月)
      10~17時30分(4~9月)
・休館日:月曜日
 ※年末年始、展示替え期間等
・観覧料:高校生以上/200円
     中学生以下/無料
 ※2022年9月時点
・駐車場:あり(有料)
  ※港の見える丘公園駐車場等
・HP:大佛次郎記念館

アクセス

〇みなとみらい線
『元町・中華街駅』より徒歩8分