ぶらりうぉーかー

ぶらりお散歩とプチ旅の参考書です。

【東京 丸の内仲通り】50周年を迎えたパブリックアートの名所『第43回丸の内ストリートギャラリー』

こんにちは。久しぶりに東京・丸の内仲通りの『丸の内ストリートギャラリー』へ。
1972年より、三菱地所と彫刻の森芸術文化財団が進めているパブリックアートのプロジェクトも今年で50周年。
2022年はちょうど、作品入れ替えの年にあたり、新作を含む17点が新しく設置されました。今回の作品は、2025年5月迄の展示予定との事。

東京駅

今回の散策のスタートは『東京駅』から。
丸の内駅舎の装飾は、芸術性が高く、いつも見入ってしまいます。

丸の内仲通り

永代通り側の『丸の内仲通り』までは、丸の内北口から徒歩5分程度。
日曜の朝7時前、ほとんど人通りのない『丸の内仲通り』。

「巨大な町」

ルイジ・マイノルフィ作

人の像に見えますが、作品タイトルが「巨大な町」。よ~く見ると窓のような小さな穴が沢山あいていますね。カッパドキアの都市遺跡を連想してしまいました。
ライトアップされる夜が、綺麗かも知れませんね。

無題

ジュゼッぺ・スパニューロ作

この作品にはタイトルがありませんが、じぃ~っと見ていると、石の裂け目は”口”?、そして全体としては、”口を開けたモアイ像”のように見えてきました。

「凹凸のブロンズ」

レナーテ・ホフライト作

作品タイトルが面白い!凸凹(デコボコ)ではなく、”凹凸(ボコデコ)なんですね。
作品の凹んだ部分から、吸い込まれてしまいそうですね。

「日光浴をする女」

ティモ・ソリン作

ステンレススチールを折り曲げて製作された、この作品は目を引きますね。日光浴と言うか、髪をなびかせ、スポーツカーに乗っているようにも見えます。

「眠れる頭像」

イゴール・ミトライ作

写真で見るより、実物は随分大きく感じます。ミイラと言いたいところですが、口の部分だけ包帯が無いんですね。

「くぐりえびす」

流政之 作

「丸の内仲通り」を外れ、行幸通り交差点近くの「東京海上日動ビル」前にあるパブリックアートを見に行きます。
丸の内にご鎮座する「くぐりえびす」なんて、縁起が良さそう!
「えびすさま」の座る台座の隙間をくぐると幸せになると云われているみたいですが、狭すぎて、大人がやっと通れるかどうか…。

「ニケ1989」

パヴェル・クルバレク作

「第43回丸の内ストリートギャラリー」において、高さ7mにも及ぶ、一番大きな作品。この作品の周りにベンチがあるので、まったりするのは最適。

「Trans-Double Yana(Mirror)」

名和晃平 作

思わず「カッコいい!」と叫んでしまいそうな作品です。
素材はアルミニウムのようですが、生きているみたいですね。ターミネーターっぽい。

「私は街を飛ぶ」

舟越 桂 作

色が付いたブロンズ像も珍しい。そのせいか、かなり目立っています。
頭に建物と本とイモムシが載っているなんて面白いと思いきや、イモムシでは無く、並木道なのだそう。

リーチマイケル

リーチマイケルの「アートベンチ」。通りかかるたびに写真を撮りたくなってしまいます。この像は常設展示なのだろうか。

「Matching Thoughts」

H&P.シャギャーン作

生命体のようなオブジェが、頭を近づけてテレパシーでコミュニケーションをとっているよう。レンガの上に載っている小さい方が、だんだんと可愛らしく見えてきます。

「白のマスク」

澄川喜一 作

この作者の方、「東京スカイツリー」のデザイン監修者として知られているようです。
「白のマスク」は、シリーズ作品「MASK」のひとつとの事。

「展望台」

ジム・ダイン作

どこかで見た事がある…と思ったら、数年前「箱根彫刻の森美術館」に野外展示されていた作品でした。首のない2体のミロのヴィーナスのような像が、妙に印象に残ります。
「ルネッサンス」

キム・ハムスキー作

パッと見は、うつむいている女性の頭像かと思ったのですが、よ~く見ると、頭の皮がだんだん剥がれてきている?”ルネッサンス = 再生”して、新しく生まれ変わろうとしているのかな。

これにて『丸の内ストリートギャラリー』鑑賞は終了。
次の作品入れ替えは、だいぶ先になりますが、やはり、一度ライトアップされた作品を見て見たい。
なお、何故か、展示場所に設置されていなかった作品もあり、再訪してみようかと。

前回の「丸の内ストリートギャラリー」散策は、こちら!

burariwalking.hatenablog.com

アクセス

・名称:丸の内ストリートギャラリー
・HP:丸の内ストリートギャラリー | Marunouchi.com

『東京駅』丸の内口より徒歩3分