こんにちは。東京・品川区『大崎駅』周辺のパブリックアートをめぐる散歩です。
『大崎駅』南口から、ペデストリアンデッキを渡り「大崎ゲートシティ」隣りに建つ「大崎ニューシティ」、そして「アートヴィレッジ大崎」へ野外彫刻鑑賞の散策に行きます。
「海」
伊東 傀 作
「Oパティオ」と呼ばれる「大崎ニューシティ」前の広場に数点のパブリックアートが設置されていますが、そのひとつ。
作品説明板によると、近代的再開発により、埋立て地となってしまった品川界隈。まだ昔、海であった頃を偲び、”品川の海”を作品のモチーフにしたとの事。
「水の器 噴水のために」
中村錦平 作
この噴水もパブリックアートのようです。有名な陶芸家の方が携わった作品です。
青いタイルが散りばめられた印象的な噴水ですね。
「TRANSFORMASION」
脇田愛二郎 作
「ニューオータニ」入口付近のパブリックアート。不思議な面が連続してリングを構成している作品。
「三重奏」
山口勝弘 作
「大崎ニューシティ」には「O美術館」と言う品川区が設立したミュージアムが入っています。大崎=OOSAKIの”O”と山手線の環状の輪を表現するものとして「O美術館」と名付けられたそう。
上の写真の作品は、「O美術館」入口付近に置かれた作品です。ブラウン管か何かのモニターが組み込まれた興味深いアート。じい~っと見ていると意思を持った生命体に見えてきました。
アートヴィレッジ大崎
テレビドラマのロケが良く行われる事でも有名なオフィスビル「アートヴィレッジ大崎セントラルタワー」。
ちょっと近未来的な雰囲気のある目を引く構造物です。スタートレックの宇宙船のようにも見えます。
「グローイング・ガーデナー」
インゲス・イデー作
ひたすらひょろ長い、うねうねした帽子を被った庭師?像のパブリックアート。思わず、”うわ~っ”と声をあげてしまいそうな強烈なインパクトですね。
尚、作者の「インデス・イデー」とは、ドイツで結成された4人のアーティストによるユニット名らしい。
この髭を生やした風貌、どこかで見た事があると思ったら、”白雪姫”に出てくる7人の小人のあれなのだろう。ヨーロッパの「ガーデン・ノーム」と呼ばれる”庭を守る小人”が、この像の正体であると思われますが、もはや、小人ではありませんね。随分と成長してしまったらしい。
「アートヴィレッジ大崎セントラルタワー」2階通路から見た”うねうね帽子の先っぽ”。生きているみたいですね。
「スパイラルリング」
木戸 修 作
セントラルタワー・エントランス付近のパブリックアート。らせん状にねじれているリングが上部にいくに従い、細くなっているのがいい感じです。
「ストリート・ペッパー」
大林組+アトリエ・ジーアンドビー 作
セントラルタワーに隣接するレジデンス「アートヴィレッジ大崎ビュータワー」でパブリックアート発見。この”ピーマン”のようなオブジェは、大林組技術研究所によって開発された”モニュメント型の防風装置”らしい。
風が吹いている時は、中央の白い羽根のようなものが回るのでしょう。
大林組のHPで調べてみたら、建物周辺のビル風を低減する「Flowps」(フロープス)と命名された装置で、街の景観に合わせて様々なデザインを提案できるようにしたとの事。
大崎光の滝公園
「アートビレッジ大崎」のすぐ近く、目黒川沿いにある「大崎光の滝公園」に絵になる噴水があったので写真を一枚。夜にはライトアップされるそう。
目黒川
「アートヴィレッジ大崎」も「大崎ニューシティ」も目黒川沿いに建っています。目黒川と言えば、都内屈指の桜の名所。桜まつりも開催される”中目黒付近の目黒川”の桜並木が有名なのですが、人でごった返すのが難点。それに比べて、大崎付近の目黒川の桜並木は、空いているのでお薦めです。穴場的場所かも知れませんね。お花見しながらのパブリックアート散策も、なんか良さげ。もうすぐ桜の季節。春の暖かい日差しを感じながら、まったりと散歩したいですね。花粉症がツライけど。
基本情報
〇アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
・住所:東京都品川区大崎1-2-2
・電話:03-5719‐1017
〇大崎ニューシティ
・住所:東京都品川区大崎1-6-5
・電話:03-3490-2283
アクセス
〇JR/りんかい線
『大崎駅』下車
・アートヴィレッジ大崎:徒歩3分
・大崎ニューシティ:徒歩1分