こんにちは。横須賀市の『野比海岸公園』にスイセンを見に行ってきました。
三浦半島の”水仙の名所”と言えば「城ヶ島」が知られていますが、『野比海岸の水仙ロード』もなかなか見応えがあります。地元のボランティアの方が200万株ものスイセンを植えたとの事で、今では早春の三浦半島の名所のひとつになっています。
案内板
「水仙ロード」は、北下浦海岸遊歩道から北下浦海岸通り(県道212号線)の歩道2.5Kmほどにスイセンが咲き誇る通り。
今回は京浜急行線『京急長沢駅』から『YRP野比駅』の駅1区間分の海沿いの遊歩道を散策してみます。
ほのかな甘い香りですね。お正月を終えて、例年2月に到来する本格的な寒さの前に、ホッと一息つく時に眺めたい花。早春を感じさせてくれる花のひとつです。
若山牧水広場
「下浦」は、戦前の歌人・若山牧水ゆかりの地なので、公園内には「若山牧水広場」が整備され、歌碑が建てられています。若山牧水は大正4年、妻の病気療養のため下浦に住んでいたとの事。
海側には牧水の歌、背面には喜志子夫人の歌が刻まれている「若山牧水夫婦碑」。
・牧水「しら鳥はかなしからずやそらの青海のあをにもそまずたゞよふ」
・喜志子夫人「うちけぶり鋸山も浮かび来と今日のみちしほふくらみ寄する」
もう一つの歌碑。
「海越えて鋸山はかすめども 此処の長浜浪立ちやまず」
海沿いの遊歩道
遊歩道は綺麗に整備されています。今日は少し暖かい冬の日なので、潮風が心地良い。
遊歩道に映ったフェンスの影が面白く、写真を一枚。
ちょっと”パルテノン神殿”的な雰囲気もあるオブジェ。逆光の中に佇む姿がなかなか渋く、写真を一枚。何となく天使が降臨してきそうなシチュエーションですね。
パーゴラとベンチのある休憩スペース。ここに座って日の出を見ながらコーヒーでも飲んだらいいだろうなぁ…としばし妄想。
逆光のパーゴラ。支柱の影が長く伸びていて、いい雰囲気です。
ペリー来航 黒船発見場所
こんな看板を発見。ペリー来航はどこ?と問われれば、同じ横須賀市の浦賀と答えてしまいますが、実は最初に黒船が発見されたのは、ここ「野比・下北浦」であると言う事らしい。説明板を読むと、野比在住の菱沼氏が、いち早く発見し、浦賀奉行所に伝えたと書いてあります。菱沼氏が、価値ある第一発見者と言う事なんですね。
パーゴラ付近に咲き誇る群生したスイセン。
毎年1月中旬~下旬に見頃を迎え、2月上旬くらいまで楽しめるのかと。
遊歩道途中にあったタイルのオブジェ。
近隣の方々の憩いの散歩コースですね。
スイセンが咲く海沿いの遊歩道は続きます。
この地が”水仙の名所”になったのは、地元のボランティア団体「野比水仙の会」の方々の努力の賜物。それにしても200万本も植え付けるなんてスゴイ。
キラキラと光る海とスイセンのコラボが絵になります。
野比海岸公園
『野比海岸公園』に到着。
今年はコロナ禍により中止となりましたが、毎年1月中旬に「水仙ロードウォーク」のイベントが開催され、参加者で賑わいます。『野比海岸』は海水浴場では無い為、地元の方以外はあまり訪れない穴場的な海岸。天気の良い日に長閑に”ぼ~っと”過ごすにはベターな場所かも知れませんね。
水仙のマイルストーン
公園内に”水仙”のモニュメントを発見!
三浦半島をサイクリングで盛り上げようと、鎌倉市、逗子市、葉山町、横須賀市、三浦市が協力し、地域特性を活かしデザインされたブロンズ像・マイルストーンを半島内8か所に設置しています。
モニュメントを探しながらの、三浦半島一周のドライブも楽しいかと。”三浦半島”プチ旅にはピッタリかも知れません。
サイクリング | LAUMI(ラウミ) 三浦半島観光サイト
基本情報
・名称:野比海岸公園
・住所:横須賀市野比2
・電話:046-822-8301
※横須賀市観光案内所
・営業時間:見学自由
・駐車場:あり(有料)
-北下浦海岸通り第1・第2駐車場
-営業:土日祝日及び12/29~1/3、7~8月
8~17時(9月/8~18時、7~8月/6~20時)
-第2駐車場 11~3月休業
-料金:1日1回630円、7~8月/1時間420円
※2022年1月時点
アクセス
〇京浜急行線
『YRP野比駅』『京急長沢駅』より徒歩8分
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